最近、がんの方から重炭酸イオンの入浴剤を使った湯治について
お問い合わせ頂くことが増えてきました。

重炭酸泉温浴法は。医療緒先進国のドイツでは
血管や心臓の治療やリハビリテーションで
使用されるなど、医療現場で活用されている入浴法です。

日本でも炭酸ガスの血管拡張の有用性は認められており、
様々な入溶剤がでています。

ただし、普通の市販の炭酸入浴剤は
酸性でしか存在できない炭酸ガスを発生させるため
中性の水への溶解度が低く、すぐに空気中に飛んでしまいます。

それに対して、重炭酸イオンの入浴剤は、中性で水中に溶解しやすく、
さらに血液にも吸収されやすい性質があります。

がん患者さん数名の方に、重炭酸イオンの入浴剤を入れたお湯と
普通の市販の炭酸入浴剤の入ったお湯に30分ずつ入浴してもらい、
直腸の温度の上昇を計測するという実験では、重炭酸イオンが
入ったお湯のほうが0.4~0.6度も身体が温かくなったという結果があります。

そのような違いがでた理由としては次のようなメカニズムがあります。

血液中に重炭酸イオンが浸透すると血液のPHが若干変わってしまうため
体は恒常性を保とうとして酸素を多く取り込みます。すると、血管内壁に
体内ニトロを分泌して、血管を拡張して血流をあげます。

毛細血管にいたっては体内ニトロの分泌で2倍に拡張し、血流は5~6倍にも
高まるそうです。
末端の細胞も好気性代謝が活発になるため、細胞内のミトコンドリアが
元気になりエネルギーの発生が活発になり
身体全体が温まるというわけです。

さらに、リンパ球も末端まで循環できるようになるので
免疫機能の向上にも有効なのです。

実際に検査してみると血管が拡張されたことによって
赤血球の塊や連なりも改善されて、血液自体の状態
も良くなっていきます。

お家のお風呂で毎日30分の続けることで、
血流が改善し、深部の低体温が改善し、免疫まで向上するいいことずくしの
重炭酸泉浴をはじめてみませんか?
する良いことづくめの重炭酸泉入浴の習慣を初めて見ませんか?

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