夏の冷えにご用心

7月 14th, 2018
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冷えは大敵です。

夏場は意外と身体が冷えると言われています。

夏場は汗をよくかきますが、汗は蒸発するときに体内の熱を奪います。
汗をかいた状態でエアコンの効いた涼しい室内に長時間いるとみるみ
る熱が奪われていきます。
その結果、身体が冷えた状態が続いてしまって、夏風邪の原因にもな
りえるという訳です。

冷え性の方は夏場でも長袖を羽織っている方も多いですね。
病気をお持ちの方にも冷え性の方が多く、実際に体温を測ってみると、
35℃台という方もいらっしゃいます。

いわゆる、低体温症というものです。

低体温症の方の体内ではどのようなことが起こっているのでしょうか。
血液中には赤血球とともに白血球があります。
この白血球は免疫細胞とも言わており体外から侵入してくる菌やウィル
スなどから身を守る働きや、
体内では、細胞が新しく作られるときにエラーが生じてがん細胞が作ら
れることがあり、これを免疫細胞が日々掃除してくれます。これに
よりがんの脅威から身を守ってくれているのです。

体温が低いと、これら免疫細胞が、うまく機能しなくなります。

免疫細胞がうまく機能しなくなると、菌やウィルスに対して抵抗力が下
がってしまいインフルエンザや風邪などの感染症や食中毒菌にかかりや
すくなってしまいます。
また体内では免疫細胞が機能しなくなることで、がん細胞などを処理し
きれなくなって、がん化してしまう可能性も高くなります。

免疫細胞が活発に働くためには、体温は37℃が理想だと言われています。

身体が冷えた状態が続くことで、がんが成長しやすい環境に身を置くこと
となります。

夏場はエアコンの温度設定を高めに設定していただいたり、水分補給は冷
たい飲み物は避けていただき、常温か温かい飲み物をお飲みいただくと身
体に優しいかと思います。

前述しておりますが、がんなどの病気の方は、体温が低い傾向があるとい
われておりますので、意識して体温を上げるように心がけていただきたいと
思います。

夏も本番ですが、くれぐれも身体を冷やさないようにお気をつけくださいませ。

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