病をきっかけに

8月 2nd, 2019
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先日、久しぶりに友人が地元に帰ってきたので、近況報告がてら一緒にご飯を食べていた時、友人がとても嬉しそうに話してくれました。

「母がね、朝、けっこう大きな声で『本日もよしっ』て言ってたの。そんな大きな声出す人じゃなかったから、ちょっとビックリしちゃった」

友人の母は、3年ほど前にに大腸がんを患いましたが、発見が早かったのと、様々な治療や食事療法で、現在、再発もなく元気に過ごしています。

「父はそれを聞いても普通だったから、いつものことなんだろうけど、母に何言ってるのって聞いたら、毎日、トイレで便が出たら様子を確認して、父にも聞こえるように報告してるんだって笑
がんになる前、ひどい便秘に悩んでいたらしくて、それもがんの原因か、予兆だったと感じてるみたいで。
でも、昔はうんちとかそういう話も恥ずかしがるような家庭だったのに、父も聞き耳立てて、報告待ってるの見てたら笑っちゃったわ。
母のがん以来、父もちょっとした自分の体調の変化とかを母に報告して、お互い気にしあってるみたいで、なんか妙にほっこりしちゃった」
と言って、笑っていました。

日常生活の、ちょっと笑える一コマですが、その健康確認の合言葉の中に、お互いの健康を気遣い、共に戦っていこうという、強い愛情を感じました。

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