健康な精神・肉体を創るために必要な生物学的療法とは?-キャンサーケアクリニック神田院長 菅野光男先生

アメリカのCancer Control Societyにおける35年間の代替・自然療法(代替・自然医療)の実績にもとづき食事療法、栄養療法、温熱療法、ビタミンC療法、ビタミンB17療法、インシュリン強化療法(IPT)そして、人間関係改善も含めた心理療法など、身体にやさしい健康回復のための療法を提供されています。

「病気は薬が治してくれる」という文化と過去を振り返り、人体の持つ自然治癒力を高め、健康な精神・肉体を創るために必要な生物学的療法とは?

キャンサーケアクリニック神田 院長 菅野光男 先生

今回の取材で最初に訪問させていただきました、キャンサーケアクリニック神田。こちらで、院長の菅野光男先生を取材させていただきました。

アメリカ Cancer Control Society における35年間の代替・自然療法の実績にもとづく食事療法、栄養療法、温熱療法、ビタミンC療法、ビタミンB17療法、インシュリン強化療法、心理療法など、健康を勝ち取っていただくためのあらゆる療法を行っておられます。

お話のほんの一部ですが、ご紹介させていただきます。


坂井:本日はどうぞよろしくお願いします。私どもでは、がんの方が良くなるために、どれが1番良い方法なのか、結果が出ているのか、そういう部分をお伺いしております。

菅野先生:僕は20年間代替医療法をやってきたんですけれども、一応先進国では、だいたいがんがなだらかに減少しているんです。ところが日本だけが上昇している。しかも急な上昇を。

がん問題においては、1983年中曽根総理大臣が、がん撲滅運動を宣言したんだけれども、それ以来もう25年も経過しているんだよ。何故日本のがん治療において、結果が出てないのか。
やっぱり、結果が出なければ問題なんだけれど、日本のがんの取り組み方は、とにかく手術と放射線と抗がん剤の3本柱しかない。

初期には手術する。放射線ができるところは放射線をする。それから、抗がん剤で叩く。これで全部です。
がんが悪いということで殺してしまう。さらに、がんを殺すだけじゃなくて、生体にも攻撃してしまうんですよ。

今のがん問題に於いても、こういうがんの原因を叩かなくて結果をモグラ叩きみたいに叩いても、発がんする物質をコントロールすることによって、がんにならないんだから。
とにかく日本は野菜を食べることが少なくなって、肉食が多くなって、どんどんがんの状態が、多くなったというところが不憫だよね。

がんはCD4っていう特にヘルパT細胞が、まあ医学的にはそういう枠組みでラベル化しているんですよ。cluster of differentiationっていうんだけれども、あれは細胞の分類の中でCD4っていうのが、T細胞のことを言うんですよ。
特にヘルパーT細胞・CD4はどこで出来るかって言うと胸腺を通って出て来るのが、実は20%。これが多いとがんを抑える・「殺して、やっつける力」を持ってる。ところが、CD4は。年齢的には。胸腺の衰退と共に、免疫も衰退するんですね。20代が1番最高だよ。40になるともう50%ぐらい。60になるともう反抗のしようがないの。
ところが、胸腺でがんを叩くCD4・ヘルパーT細胞っていうのはサイモス(Thymos胸腺)のTだからね。Tリンパ球。このCD4が高まることが免疫を高めるってことなんですよ。
胸腺が20%でもう駄目になってくると、本質的に人間の身体はHomeostasis(ホメオスタシス)即ち恒常性システムがあり、その中の一つにRecompensation(リコンペンセーション)即ち代償する力を持ってますから、腸と肝臓で、T細胞を代償して作るんですよ。腸管で。胸腺外T細胞って言うんですよ。胸腺T細胞は80%を占めているのです。

人間の身体っていうのは、生まれながらに、免疫もお母さんから貰った免疫で、マクロファージとNK細胞で生まれた時からもう持っている。
それから今度は食べたことによって、どんどん胸腺を通してあるいは、腸管を通して、自分のヘルパーT細胞からキラー細胞に進む。そしてそういうキラー細胞がどんどん増えて、これががんをやっつけるという。
がんとウィルスをやっつけるのは、これしかないんだよ。

免疫が高ければよい!!リンパ球が下がってがんになるんだから。CD4が少ないとがんになるんだ。だから、CD4上げたらいいんだ。自分の免疫を上げたければ入ってきたってがんをやっつける力がでてくるし。あるいは、がんを寄せ付けない。この免疫力を高める事が、がん攻撃の決め手です。

坂井:三大療法については?
菅野先生:手術だって、抗がん剤だって、放射線だって、適応するがんには使って良いんです。使える物は使って良いと思います。
良いとこ取りをすると。なんでもかんでもこれだけじゃなくて、そういう物も併用して行けばよいのです。 基本的には自分の力でがんは闘えるんですから。
しかし、これはあくまでも、結果だけを治療しているんであって、原因を治さないで、がんの撲滅なんて程遠い。
日本の現実はそういう意味では、全然撲滅どころか上昇の一途でしょ。ますますこれから上昇していくっていう。WHOなどの第三者が見るとよくわかる。日本のがんは益々増えていく。しかも急上昇です。

坂井:先生からすれば、がんは病気は治る病気だという?
菅野先生:そういうこと。体質病・生活習慣病だから。結果的に治る病気です。とにかく日本の医学は三種の神器の如く手術、放射線、抗がん剤ばっかりやって自然免疫医療(代替統合医療)のほうをやってないということです。むしろ、こちらのほう、養生法で、代替医療法も大切なんですよ。今まで結果が出てるけどね。もっと結果が出るっていうことを予想して僕はここのクリニックにきたわけですよ。
これまでの20年でも結果は出ている。でもこれにもっと加えて、とにかく、今の日本のがんの上昇を食い止めて日本の制度の医学の中には無いけれど、こういう制度でも医学はがんに対して対抗できるよっていうことを言いたいんだね。別の言い方では、治る希望と方法はいくつでもあると言うことです。
医者である限りは治す。治すことが医者の目的なのです。治らなければどんな医学であっても虚しいですよね。そういうことです。

坂井:今日は長いお時間ありがとうございました。

詳しくは、希輝(きらら)通信でご紹介しています。


お忙しいところ、取材にご協力いただき誠にありがとうございました。

キャンサーケアクリニック神田
院長菅野光男先生