食べ合わせの薬効レシピ

ごぼう  ガン予防・動脈硬化予防・便秘・去痰
旬:通年
選び方:ひげ根が少なく、太さが均一
保存方法:新聞紙に包み、ポリ袋に入れ、常温
 
ごぼうの特徴的な成分に、食物繊維があります。この成分は、便秘を解消し、整腸作用を促し、コレステロールを抑えて動脈硬化を防ぎます。さらに、リグナン苦味配糖体はガン予防に効果があります。
ガン予防
ピーマンとのきんぴら:ピーマンには、カロチン、ビタミンCが多く含まれていますから、抗酸化作用の薬効があり、ガン予防に効果があります。
作り方:ピーマン1個は種を取り、せん切りにし、ごぼう10cmは皮をたわしでこそげ、細切りにし、水にさらします。サラダ油を熱し、ごぼうと赤とうがらし1本を炒め、しんなりしてきたら、ピーマンを加えて炒め、水、みりん、酒、しょうゆの合わせ調味料で味を調え、汁をからめながら炒め煮にします。
動脈硬化予防
プチトマトとのにんにく入り炒め:トマトは、ビタミンC、有機酸、食物繊維を含み、血圧降下を促しますし、また、動脈硬化予防の効果があります。
にんにくには、酸化アリルがあり、これが毛細血管を拡張する効果をもちますから、動脈硬化予防に働くわけです。 作り方:ごぼう10cmは皮をたわしでこそげ、せん切りにして水にさらし、プチトマト5個はへたを取って洗い、にんにく1かけはみじん切りにします。オリーブ油を熱し、にんにくを炒めごぼうを加えて炒め、ややしんなりしたら、プチトマトを入れて塩、こしょうで味を調えます。
便秘
ひじき入りごぼう梅肉あえ:ひじきには、ヨード、鉄分、カルシウム、カリウム、植物繊維が含まれ、食物繊維の働きで整腸作用が促され、便秘が解消さ
れます。
作り方:ごぼう10cmは皮をたわしでこそげ、細切りにし、酢水につけて、熱湯でさっとゆでます。ひじき5gは水にもどし、熱湯でさっとゆでます。梅肉、ごま油、みりん、しょうゆを合わせ、そこにごぼう、ひじきを入れてあえます。
去痰
ごぼう入り蓮根のおろし汁湯:蓮根にはビタミンCが多く含まれ、粘膜を強くしますので、たんが出なくなります。
作り方:蓮根の節部分50gを洗ってすりおろし、ごぼう5cmも洗って皮をつけたまますりおろします。これらのおろしをキッチンタオルで包んでしぼり、しぼり汁を盃に1杯飲みます。

文化出版局「キッチンに1冊 たべあわせ薬効菜」より

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