5年ほど前にご病気が見つかり、枇杷の葉温灸や枇杷の種粉末をお召し上がりになり、ご自身でケアをされ、予定されていた手術までにがんが消えたご経験をされた方がいらっしゃいます。
現在もその習慣を続け転移もなく、週3日運動されるなど、とても良い状態で過ごされています。
今回、お話させていただくと、
「あるメーカーの枇杷の種粉末が『アミグダリン』の量が基準値より多いからと、回収されましたよね。
別のメーカーのもあるし、私は自分で経験して良さを実感しているから続けたいんだけど、やっぱり良くないのかしら?どう思われますか?」とのご質問があり、調べてみました。
『アミグダリン』というのはシアン化合物の一種でアンズ・ウメ・モモ・枇杷など、バラ科サクラ属植物の未熟果実の種子にある仁(じん)に多く、果肉や葉や樹皮にも微量に含まれています。
梅干しや梅酒などは、加工の際にアミグダリンの分解を促進すると言われているため、残存する量は非常に少ないと言われています。
このシアン化合物の基準値は消費者庁が設定しているのですが、消費者庁によると
『欧州食品安全機関 (EFSA) は、アプリコットカーネルおよび生のアプリコットカーネル関連製品のシアン化物産生性配糖体の急性参照用量 (ヒトが24時間又はそれより短い時間経口摂取した場合に健康に悪影響を示さないと推定される体重当たりの摂取量) を20μg(0.02mg)/kg体重と設定している』
ということで、基準値の元がヨーロッパからのデータであるとのこと。
ヨーロッパの基準値を、日本に当てはめてよいのか、はなはだ疑問が残ります。
枇杷の種粉末を頼りとし、健康維持に長年愛飲されている方もいらっしゃいますので、
日本の気候や、日本人にあった基準値を出してほしいと思います。
消費者庁が掲載している、当メーカーの自主回収情報の最後に「なお、これまでに健康被害の報告はありません。」と記載されていました。