難病も早期に治る
~ミトコンドリアを活性化させる免疫病治療法~
医学博士 西原克成氏
「顔と口腔の医学」西原研究所所長
日本免疫病治療研究会会長 ミトコンドリア博士(R)
アトピー性皮膚炎、精神疾患、緑内障や習慣性流産・・・。どの病院に行っても、何をしてもなかなか良くならない病気を西原医師は、「ミトコンドリアが障害を受けたために発症する。ミトコンドリアを活性化させれば良くなる」と言い、実際に多くの病気を治しています。
長年ミトコンドリアの研究に携わり、「ミトコンドリア博士」とも呼ばれている西原医師。その驚異の治療について、詳しくお話を伺いました。
西原研究所
〒106-0032 東京都港区六本木6-2-5 原ビル3F TEL:03-3479-1462
http://www.nishihara-world.net/
●子どもの病気は早くからの離乳食と口呼吸が原因
(症例1)アトピーの子ども(3ヶ月・男児)と母親(緑内障、胃潰瘍性大腸炎、皮膚湿疹)のケース
西原先生:この子のお母さんは、緑内障、潰瘍性大腸炎で皮膚湿疹があった。だから、母乳が腸内微生物にひどく汚染されて、腐りきっていて、共鳴テストでマイナス3でした。マイナス4が、がんです。もうこの潰瘍性大腸炎はがん寸前です。
スタッフ・坂井:そのマイナス3とかマイナス4とかは、酸化・還元などの意味ではないのですね。マイナスが良くないのですか?
西原先生:共鳴テストでプラスが健康にいいのです。マイナスは器官の細胞内感染症のことです。 お母さんは、玄米を食べていたし、漢方薬も飲んでいたので、ともに止めていただきました。玄米にはミトコンドリア毒が入っています。玄米を食べていると、顔が黒くなります。
坂井:玄米って体に良くないのですか?洗ってすぐに炊くからよくないのであって、12時間くらい浸水すれば大丈夫だと聞いていますが?
西原先生:発芽させるといいのですが、玄米にはアブジシン酸(ミトコンドリア毒)があり、食べると母乳と母親の血液が腸のバイ菌で腐ってしまいます。実際、玄米を食べて、この方は病気になっています。
坂井:確かに、健康に良いはずの玄米を食べているのに病気になるなんて、そして子どももアトピー性皮膚炎なんて、おかしいですね。
西原先生: こういう原因不明とされている病気は、血液が腸のバイ菌に汚染されているのです。「玄米はやめなさい。この程の漢方薬も半分腐ってるからやめなさい!」と止めさせました。するとこの通り、きれいになったでしょう。
坂井:これ、何ヶ月くらい治療した写真ですか?
西原先生:何ヶ月ではなくて、2~3週間です。アトピー性皮膚炎も何もかも病気の原因は自分の腸や口、のどに常在するほとんど無害のウイルスとバイ菌です。こういう人は脳にアトピーが発症しています。
坂井:脳に発症しているんですか?
西原先生:そうです。脳にもアトピーは発症します。小さい子どものアトピー性皮膚炎を簡単に治すには、乳児用ミルクを40度で飲ませるのです。3日で治ります。長年アトピーを患っていたこのお母さんは、脳もアトピーになってしまっているから、「いやだ、母乳をやる!」と言い張って、なかなか素直に聞き入れません。やっと私の言うことを実行して、子どものアトピー性皮膚炎は治りました。
坂井:それだけ母乳が悪かったということですか?
西原先生:そうです。自分の腸のバイ菌で母乳が腐っていたのです。子どものアトピー性皮膚炎の治療に来て、母親も全部治ってしまいました。
坂井:緑内障まで治ったのですか?
西原先生:治ります。バイ菌が原因だからです。血液を巡るバイ菌を退治すれば簡単に治ります。がんから脳の病気まですべての病気は、血液がバイ菌、毒物、ウイルスを運んで起こるのです。それを私は解明したから、手遅れでない限り何でも治せます。
●ミトコンドリアの6つの障害で人は病気になる
ミトコンドリアが障害されたときに人間は病気になります。原因は次の6種類しかありません。
1.サリン、シアン、CO、農薬、殺虫剤のような毒物
2.環境エネルギー(温熱、寒冷、湿度、気圧、重力、光、音波)
3.寄生体(バイ菌やバクテリアウイルス、原虫、無害の常在菌)
4.栄養障害(酸素、水、ミネラル、ビタミンB1欠乏、栄養の過不足などを含む)
5.移植の不適合(輸血も含む)
6、生命エネルギー(親族の死別、スピリチュアリティー、恐怖、ストレス)
ミトコンドリアを障害する因子・・・1.サリン、シアン、CO、農薬、殺虫剤のような毒物
これはミトコンドリアが半殺しになるか死ぬからです。一定量で人は瞬時に死にますが、農薬を少しずつ食べると脳のニューロンのミトコンドリアが働けなくなって、パーキンソン病になります。カナダで起きた有名な事件があります。
ミトコンドリアを障害する因子・・・2.環境エネルギー
ミトコンドリアは、細胞の内外から作用するエネルギーによって絶大な影響を受けます。温熱・冷間エネルギー、重力、光、音波、超音波、体液の流動で生ずる流動電流、放射能等。特に温熱と寒冷エネルギーは軽視しがちです。
体内温度が42度以上になると、細胞内のミトコンドリアもヒトも瞬時に死にます。ミトコンドリアは温度に敏感で、温度が下がると思うように働けません。冷たいものばかり飲んだり、水泳をして体が冷えると、ミトコンドリアは元の温度(37℃くらい)にしようとします。それには大きなエネルギーが要るので、冷える機会が多ければ多いほどミトコンドリアの負担は増え、ミトコンドリアがくたびれます。その結果、体全体の細胞の働きが低下してしまうのです。臓器や器官も衰えてしまいます。
●腸の温度が一度下がると、免疫力が弱まる
免疫システムの主役は白血球ですが、その60%が集まっているのが「腸管」。特に腸管の粘膜にあるパイエル板と呼ばれる組織には、たくさんの白血球の源の細胞があり、バイ菌やウイルスを取り込み、顆粒球となって処理する働きをします。
ところが、冷たいものを飲食して腸が冷えると、パイエル板の器官でつくられる白血球はバイ菌を取り込んで、処理する働きができずに感染してしまいます。それが血流に乗って体中にバイ菌をばらまき、いたるところで細胞内感染症を引き起こすのです。
・・・続きは希輝(きらら)通信11号に掲載しています・・・・
~編集担当・しろがねの感想~
ミトコンドリアの研究をもとに、オーリングテストを使って診断し、難しい病気やがんを次々に、しかも早期に治していく西原先生には驚きました。
その治療は、薬やサプリメントのほかに、冷たいものを飲食しないで体を温めることや、少量をよく噛んで食べること、よく寝ること、口呼吸を鼻呼吸に変えるなど生活習慣を改めることが大切になっています。
でも、よく考えると、これらは、すべて昭和30年代くらいまでの日本人では普通の習慣だったのではないでしょうか。赤ちゃんのアトピーが早くの離乳食(5か月~)が原因だとも西原先生は言っています。しかし、かっては1歳くらいまではみんな母乳だったそうです。
昔の日本人の暮らしは、日本人の健康を守るすばらしいものであり、今はそれが壊れてしまい難しい病気になる人が増えた、ということでしょうか。