ガンが消えてからご主人に「実は医者から1年と言われていたんだよ」
と打ち明けられたそうです。今回は寺田様にインタビューに答えて頂きました。
6年前に乳がんの手術をし、5年目の去年の夏、ちょうど1年前に、肺に水が溜まり病院に行きました。それががん性のもので癌性胸膜水でした。今回の再発にはまる5年での再発でした。後で聞いた話なんですけどかなり右肺の中に広がっていたらしいんです。治療は肺の水を抜く手術と抗がん剤をしました。
最初は体力が無いからとにかく水が溜まっていたのもあるんですけど階段上るのがしんどかったり水が溜まる症状が出るまでも、結構しんどがりでしたし1年間お店が忙しかったので
それでもう体が疲れきっていたんですね
買い物も、退院して1ヶ月くらいの間は体がなれなくて体重も増えないし体もだるいし、、、
でも例えば、信号が赤に変わりかけたら、「走るの嫌や。。」と思うじゃないですか、それが飲み
始めて2.3ヶ月でもう、本当に楽になったなと思うようになって、体もすごく元気で、疲れにくくなって、走ったりできるんですよ。
―――入院中でかなり体力落ちたのですか?
18日間入院治療していると体力も落ちて退院してからも、2階に上るのもしんどかったです。
治療は、温熱治療っていうんですけど、抗がん剤の混ざった薬を肺の中に入れて15分経ったらまた捨てて洗う。。同じ繰り返しを3回するんです。手術で三つ穴を開けて、カメラを通してしました。
それから、抗がん剤の治療後に横隔膜の処置に、肺に残っていた管からまた薬を入れるんです。火傷をおこすんじゃないんですけど肺の中にガーッと言う感じでまわって「痛いのは利いている証拠や」って言われたんですけど、きつかったです。副作用で熱が38度以上出るんです。
それも1回で終わらないんですよ、2回も。1回目は手術してすぐだったから痛みでまだ解らなかったんですけど2回目は痛かったですね
その後、熱の下がり具合が退院の目安みたいで個人差があるようで、私の場合意外に熱が出なくて微熱程度で、夜に熱が上がるはずがあまり上がらなくて、退院した後も全く出なかったんです。
だから両肺はちゃんと残っています。
肺が両肺あるって言うのは随分違うと思いますよ。肺を切っていたら本当にしんどかったと思います。切る場合は大きく切るって聞いたのでそういう意味では体力があったから良かったです。
―――退院した後の治療方針は?
ないですね。予備の熱さましだけ貰ってかえりました。
今はホルモン治療くらいです
乳がんのときも 術後2年間ホルモン療法はしていました。
後で聞いた話なんですけど医者は、治せないと言ったんです
受診した時点で、もう治す事はできないと・・・
主人が医者を信用していなくて、いろんな人に話を聞いて 最終的に私も代替療法にしたのです。
あれもこれも出来ないからこれに賭けてみよう。ということになりました。
代替療法をするきっかけは、代替療法を紹介してもらった人の事をすごく信用していて体のことにも詳しくて、たぶんその友達から教えてもらった事だったから信用しきって始めれたんだと思います。
その友人は、自分の子供が小さい時から 病気をしても薬を使えない子で、だから薬の代わりで身体を変えるというのを、すごく勉強した人で、そんな簡単に「良い」とは言わない人なんです。
その友人が良いという物ならと信用できたんです。
今も医者には代替療法しているということは言っていません。毎月の注射で病院には行っていて肺は毎回
レントゲン撮っています。
この4月にCT撮ったんですがそれは去年の8月に撮って以来4月までなぜか撮らなかったんですけど、その時のCTで「もう大丈夫」って言われたんです。
最初のCTはホントに水が多くて、あまり見えなかったみたいだけども そのなかでも先生が気になるものがあったようです。
前にあったのも調べてもらえますか?といって調べてもらったら、それが消えたという事でした。
―――病院の治療では治らないはずだったんですか?
まやかしみたいに・・・治療って言うのは医者は何かしないといけないと思っていますからね
私の中では抗癌剤じゃなくても良かったんじゃないかと思っていますが、術後すぐは何を信じたら良いのか
不安になっていて先生に抗がん剤をと言われた時は、やらなあかんかな・・と迷いがすごくあったんです。
前回の乳がんの時はすごく泣いたんですけど不思議に今回は分かった時、涙がでなかったんですよ
それよりも、「今死ぬわけにはいかない!」と思いが強かったです。
はい、子供は小学生の女の子二人です。
当時、肺に水が溜まった時の検査時がちょうど夏で旅行に行く計画があったんです。それを医者に言ったら
もちろん止められたんですけど、検査が進むうちに「いいから、治療前に行っといで」って医者が言うんです。
今考えたらおかしいでしょ・・
肺の水を取る前にですよ。
最初とんでもないって感じだったのに。でも私、単純だから 「そうなんや。。」と思っただけで(笑)
先生は最後の旅行と思ったのかも・・
主人も今やから言うけどって1年大切にって医者に言われたそうです。
―――そのことは医者からは言われていなかったのですね
言われてなくてああ良かったと思います。
もし言われたら落ち込んでると思いますね
手術前にガンだという状況ははっきり言われましたが術後細かい事は家族にしか言わなかったみたいです。
でも自分の中では末期かも・・とか私は気が小さいから・・・
私は聞かないほうが良かったです
聞いてなかったら後悔するし、むずかしいと思うんですけど。
聞いたら聞いたでショックで聞かなかったら、なぜ言ってくれなかったのって事になる場合もあると思います。
とにかく、退院してからすぐは商売、子供の運動会など目標がありました。
絶対にマイナス思考は駄目ですね
考えたら駄目って思います
必ず代替療法で治るって、それが本当かどうかわからなくてもまず信じて、前向きにマイナスになるとマイナスの要因をつくるじゃないですか
―――不安になったときはどうしてたのですか?
ぐじぐじ考えてしまったら主人に聞いてもらってました。
そうしたら、主人はこれでもかというくらい前向きな人でもちろん私の前では絶対に弱気を見せないし反対に、もうちょっと・・と思うくらい(笑)
「何言ってんねん。死ぬわけないやろ!」
絶対に大丈夫、治るって
代替療法をするにしても、世の中の人はやっぱり医者の治療が第一って思ってるじゃないですか
その中で自分一人でがんばるっていうのはつらいけど
ひとりでも味方がいたらがんばれると思います。
でも主人も代替療法は半信半疑だったって言ってましたよ。
高いものだし 最初にどかっと買いはしましたけど本当に効くのかなって、それは半信半疑。
でも、何でも信じないとだめじゃないですか
もしだめだったら、次を考えるって想いがありました。
主人も納得というよりも、これでホントに治るの?
そう言ってました
だって、世の中に色んなものいっぱいあるじゃないですか
合う、合わないって絶対あるから
代替療法っていうのはその人の体に合う合わないってあると思うって・・そんな感じで最初始めたんです。
それと入院中に思っていたことがあります。
例えば、
私はあんまりないんですけど同じ入院中の人にお見舞いに来た人が必ず「がんばってね」って言って帰るんですよ
でもね、そうしたら、皆お見舞いの人が帰った後
「私、今がんばってるやん・・・」って言うんですよ
特に健康な人に言われると腹が立つんです
解ってるけどって。
同じ病気の私がいうのはいいけど健康な人はわからないんです。
今、精一杯がんばってるのにまだがんばれって言うの?って
病気になる前は体が本当にしんどかったんです
店を出してすぐだったからがんばろうって思っていて見かけは元気だったんだけども
お店が終わってから寝るのが朝方になる日も多くて、少し寝て、子供を送り出すために朝起きてとか
週1度の定休日では疲れも取れなくて。でもがんばるしかないって思ってました。
病気が判ったのもお店が軌道に乗ってからのことだったので良かったんです
病気を機に、私の代わりにアルバイトを入れてもらい毎日出なくてもいいようになって、そうしたら随分
楽になりましたし、自分でも意識して、無理をした時は体を休めるように気をつけるようになりました。
そういう意味で、病気になった事は私にとって、それ以前よりいいように変えてくれる為の病気だったって
そういう風に思えます
ぜったいみんなは信じて代替療法を行ってほしいですね。
不安になるのは当たり前だと思いますけど。
―――今がんばっている方にメッセージがあればお願いします。
だまされたと思って最初はそう思ってでも代替療法をしてみて。。
それと、大切なのは気持ちの事で笑ってないとだめみたいです
私も入院している間もこんなに明るい患者はいないって医者に言われたんです
やっぱり、笑うといいんですよ
笑うと免疫あがるって、あれ本当なんですね
1回目の治療の時も色んな方と知り合ったんですが
退院した後、自殺した方がいたんです。
他にもそういう話は聞きましたが、子育てが終わった人ほど落ち込みが激しいと聞きました。
病院にいる時は仲間と一緒だからいいんですが
どうしても、一人になると考える事といえば病気の事を考えてしまうんだと思います。
私は帰った時、家の事、子育て、学校の事など毎日あわただしくて、落ち込む時間がなくてかえって良かったんですが、そうでない方は、とにかく考える時間を作らないように人と会ったり、何か楽しいこと、趣味や目標をと伝えたいです。
―――ガンの他にも良くなった所があるとお聞きしたのですが
そうなんです。もう一つ代替療法をして凄い事があったんです。
私、10年位前に、尿路結石で左の腎臓に大きな石が見つかってたんですが、これはちょっとやそっとじゃ動かないよ、腰が痛くなったら病院に来て下さい。
ということでそのままおいていたんですが代替療法をしだしたら動き出したんです!
それで病院へ行って、波動で割る治療をして半分に割る事が出来て、2週間後に半分出たんです。
出るまでは、もう・・すっごい痛いですよ
それが動く間、これは経験した人にしかわからない・・・
ゆっくり動いていくのが解りました。
その後、残りの半分が上にあがってしまって、動かなくなってしまって もう一度割りましょうと言われたんでですけど忙しくて、またそのままにしてたんです。
それから半年たってまた、今回はそんなに痛みは無くて1週間で出ました。
代替療法を行った事によって石がちょっとづつ小さくなって動いて出たんだと思います。
―――寺田様は今、週に2、3日はお店に出て元気に働いていらっしゃるそうです。
―――寺田様は今、週に2、3日はお店に出て元気に働いていらっしゃるそうです。