「自然治癒力を発動させる3つの条件」の著者に取材!- 総合整体学院 井草 学院長編

私はマクロビオティックで検索して自然食品店を探し、新大阪にあるお店に行きました。そのお店の方から乳酸菌生成物質の話を聞き、店長のお勧めの一品だったのですぐに電話をしてみました。

そのご縁で井草さんにお会いする事が出来ました。

自然治癒力を発動させる3つの条件―家庭でできる心・食・体の健康管理術
井草さんは「自然治癒力を発動させる3つの条件」の著者でもあります。そして、乳酸菌生成物質などを研究する健康センター開設、 総合整体学院(整体、気ヒーリング、食養講座による腸内環境の改善、カウンセリングなどの指導)、たなべクリニック開院なども行っているのです。

自然治癒力を高める方法として、身体を全体的に見て、心(気)、食(血)、体(動)の3つのトータルバランスを考えていこうという事に実践してる内容からもとても説得力があると感じました。

今回は、マクロビオティックの店長が勧めてくれた乳酸菌生成物質の事を中心にお話をお伺いしました。

多くの病気は腸の不調が原因!
著者の井草さんは、正垣先生との出会いで
「乳酸菌生産物質(乳酸菌、酵母菌の共棲培養を行なうことに
より得られる物質)さえあれば薬などいらない」という言葉に
より乳酸菌生産物質の研究を繰り返していくうちに、人の健康作
りに興味を持った事がきっかけとなった事を教えてくださいました。
乳酸菌生産物質の研究を始めて、10万人ほどの症例を行ってきてわかったことが、生きている菌を食べても、大腸のビフィズス菌はほとんど胃酸で死んでしまう。乳酸桿菌(小腸にいる乳酸菌)は残るのですが、十二指腸で胆汁と膵液が混ざると死んでしまう。摂取した生菌は、胃から腸にかけてほとんど死んでしまうそうなんです。

そして、白血球にも糖鎖が約1万種類あると言われて、生きている菌を食べれても白血球の糖鎖と相性が良い菌でないと腸に定住しないそうなんです。100人いたら100人とも身体の中の乳酸菌が微妙に違うので、生菌の場合は1万種類食べて1種類定住されるだろうとされている確率だそうです。

他にもわかっている事がビフィズス菌は酸、アルカリにも弱く、酸素にふれても死んでしまうそうなんです。そこで実験で、弱いビフィズス菌を培養させて微量の酸、アルカリ、酸素に触れさせてほとんど死滅するのですが、かろうじて生き残る菌がいるので、さらに強い刺激を繰り返していくと、酸、アルカリ、酸素に触れても生き残る細胞膜の厚いビフィズス菌ができあがるそうなんです。

その強化されたビフィズス菌を食べてみてどうなるのか?

強化されたビフィズス菌は大量に食べてもすべて排泄されるそうなんです。世代交代している中で強化培養したビフィズス菌を摂取しても定住している菌と異質の菌になるので全部排出されるそうなんです。 今までの研究を見ている中で、生菌を食べて菌がいるのは考えられないとの事でした。井草さんから頂いた参考資料の「Lancet」2008年2月14日号オンライン初版に報告されている内容でも強化培養の生菌の大量に投与する事は問題がある事が読み取れます。

正垣先生の乳酸菌生産物質は違った!
正垣先生は、昭和18年に、お互いに共棲し得る乳酸菌類を選択し、ある特定の一六種類の有効菌を組み合わせて培養したときに最も有効かつ強力な分泌物を生み出すことを発見しました。そしてついに、乳酸菌生産物質を醸成することに成功したのです。

その培養には、乳酸菌と酵母菌を16種類使い、これを4つのグループにわけ、それぞれ培養地と温度の調節を微妙に変えながら長時間培養していきます。その後、それらのグループを1つにまとめ、新しい培養地に移植し、再び長時間培養するのです。

こうしていくうちに、乳酸菌の1つのグループが繁殖して水素イオン濃度を調節し、他の乳酸菌の繁殖をより活発にしていきます。そのときに最も旺盛に分泌物を出すのです。

こうしてできた乳酸菌生産物質には、生きた菌は含まれていません。だからこそ、熱や酸素、時間、環境などの一切の条件に左右されない完全な形で体内にまで届くのです。

もちろん、消化液にも影響を受けません。 口に入れた時から粘膜より吸収が始まると同時に免疫を高め、腸に届いたときに乳酸菌生産物質は、その名の通り乳酸菌類を無数に繁殖させていくのです。

成分はいったい何なのかとお訪ねすると、
「培養した副産物でたぶん糖鎖だと思います。」と教えていただきました。

乳酸菌生産物質の効果として確認されている事。
①細胞の活性化
乳酸菌生産物質は、体細胞自身の自然治癒力を高めます。傷んだ細胞で修復可能なものは速やかな修復を促し、修復不可能な時は、正常細胞の増殖を促す働きがあります。

②腸内細菌バランスの正常化         .
乳酸菌生産物質は、そのものが腸内の「善玉菌」繁殖のきめ手になるものです。
乳酸菌といっても、人により生息するタイプが異なります。腸内に入つた乳酸菌生産物貿を人の腸に合った「乳酸菌」を活性化させる一方、「悪玉菌」の繁殖を抑える働きをします。
③血液の浄化
乳酸菌生産物質の摂取によって腸内細菌のバランスが正常になると、「悪玉菌」が作り出す有害物質も少なくなって血液が浄化されるのです。

人間のあらゆる病気は、体内で蓄積された体内毒素が原因であるといわれはじめました。たとえばガンについていうと、発ガン性物質が腸で生産、吸収され、それが血液中に溶け、全身を巡り、その人のいちばん弱いところに蓄積されていくことがガン細胞の増殖を生むのです。

④免疫機能の活性化
直接リンパ管に働きかけ、白血球を活性化させ、免疫機能を高めてくれるのです。そして同時に、病原菌の侵入や、腸内での増殖を防ぎます。

⑤必須アミノ酸の供給

体の細胞をつくるために必要不可欠といわれる20種類のアミノ酸のうち、8種類は体内で合成することができません。それらは食物から摂取しなければならないのです。そのため「必須アミノ酸」と呼ばれています。
乳酸菌生産物質には、腸内を乳酸菌発酵させることにより、
この必須アミノ酸をはじめとする全種類のアミノ酸や有機酸を作り出すのです。
⑥解毒作用

どんなに無農薬野菜や無添加食品にこだわっても、水や空気まで気にすると、汚染された食品として摂取している事があります。
しかし乳酸菌優勢の腸の中では、乳酸菌やその生産物質が解毒をしてくれます。
乳酸菌生産物質、食事指導、腸内環境の改善で、生後4ヶ月のお子さんがアトピーで顔全体が赤く、症状が出ている子供が5ヶ月ほどで改善している写真なども見せていただきました。他にも数多くの健康を手に入れられた方がいらっしゃるそうなんです。

乳酸菌の事を詳しくお聞きできましたので、乳酸菌を研究されている立場から見て、がんの方が玄米菜食をされる事についてどう思われるかを聞いてみました。

玄米菜食は高脂肪、高タンパク質の食生活(悪玉菌のエサ)を食べて いた人が、玄米菜食(善玉菌のエサ)に食生活を改善していきます。
すると徐々に乳酸菌が増殖していき、乳酸菌優勢の腸内環境ができあがり血液も浄化されます。

また、よく知られている断食療法は一週間ほど何も食べないことによ り、私達のからだの栄養補給もできないと同時に、腸内細菌のエサを断つものです。腸内細菌はどんどん減少していき、消化管の中は無菌に近い状態になります。そして重湯などの乳酸菌のエサから食べ始めて、除々に普通食に戻していきます。

このとき断食後いきなり肉などを食べると、ウェルシュ菌の異常繁殖で命を落とす危険性があります。断食そのものよりも、断食後の食養生の方が大切なのです。すなわち、断食療法による体質改善の目的は、新生児が生後一週間で作る乳酸菌優勢の腸内環境を再現するための方法なのです。

このように腸内の観点から聞くとまた改めて玄米菜食の良さがわかりました。がんの進行が早い方には玄米菜食を行う事も大事ですが、乳酸菌生産物質を手軽に早くできる手段もある事を教わりました。

そして、私がお茶の水クリニックの森下先生に取材に行ったこと、森下先生のもと食事指導をされていた自然薬方研究所・薬方堂 佐藤さんを取材に行くことを話すと井草さんはお茶の水クリニックが発行する「自然医学」月刊誌500号記念に掲載されていて、佐藤さんとも面識があるという事でした。

お茶の水クリニック森下先生とは、 がんを克服した人達第7弾取材CD「不安を乗り越えた生きる力」 井伊さんが通っていた病院で、とても信頼をおいている先生で、 自然薬方研究所・薬方堂 佐藤さんへの取材は、「佐藤さんの指導でがんを克服した人がいてとっても良い先生です。」と聞いて、取材に行きました。

とても健康にこだわれている方と深くお付き合いされているので、さらに安心感が増しました。

他にも10分ほどで簡単に血行促進が出来る方法、無料で健康診断をしてくれるチェックシート、「自分で出来る健康管理と食事の基本」、腸内環境を整える方法などコミュニティサイトなどで紹介します。

乳酸菌生産物質の効果について一部抜粋
「自然治癒力を発動させる3つの条件」