病気は自分の本性から離れてしまうことを伝えるメッセンジャーとも言えます。
そのメッセンジャーとしての病気に耳を傾けるとことで、
病気になる前の自分より、より本質的な充足感のあるステージが待っていることが
あるようです。
そのような視点でがんの発生には考え方や心のありように深い関係があるため、それを健全なものに改善させてがんを治癒に導く方法論をといたサイモントン療法はいまなお、新しくどんな方にも有効なことを教えています。
数回にわたるシリーズで概要をお伝えできたらと思います。
第1回目は人間の本質、喜びと生きがいについてです。
まず、私達は生まれながらにして、本質的に健康な存在であり、気(生命エネルギー)を高める、または元に戻す(元気)ことによって健康を取り戻すことが可能だということを理解して、その信念をとりいれることが原点となります。そして、私達の人生の目的を「幸福を体験する」という純粋な欲求として据えることも大切な要素になります。。
日常生活の中で喜びや充足感、また心地よさをもたらすものに取り組んでいるときこそ、私達の
生命エネルギーが高まって自分の本性に近づいていけます。
医学の祖ヒポクラテスは、「人は身体の中に100人の名医を持っている。その100人の名医とは自然治癒力である 」 という名言残していますが、サイモントン氏も、ヒポクラテスを引き合いにだして、
医療とは自然治癒力を尊重するべきであるといいます。
サイモントン療法のエクササイズとして、自分にとって深い喜びをもたらすものを書き出して、日々それらを意識して取り組んだりイメージするというものがあるのですが、このイメージには、宇宙的なイメージも
含まれます。
無限の宇宙のエネルギーと私達の内的宇宙がつながった時、常識を超えて治癒がおこることを示唆しています。
肉体を持つと同時に、スピリチュアルな存在である私達人間が病気を通して学び、さらに成長して癒される可能性があるということですね。
次回はサイモント療法より心と体の結び付きについてお話しできたらと思います。