前回ピロリ菌に感染している場合、積極的に活性酸素を消去するSOD様作用食品を
上手にとっていくことが、発症のリスクを減らす安全な方法となることをお話しました。

今回は、FK-23(エンテロコッカスフェカリス)が、抗酸化作用(SOD作用)を持つことを検証した
記事をご紹介させて頂きます。

FK-23は乳酸菌の一種に特殊な加熱処理を施したニチニチ製薬独自の乳酸菌素材です。

このFK-23が『「活性酸素」抑制に効果があるか?』について同志社大学ゴルフ部の協力の下
ニチニチ製薬が同志社大学の市川寛教授と共同で調べた臨床試験は次のようなものでした。

同志社大学のゴルフ部員にFK-23を毎日2兆個1週間摂取してもらい、
普段通りのトレーニングを続け摂取前と1週間後の血液と唾液中の抗酸化能の変化を調べました。

さらに、血液中の抗酸化能では活性酸素6種類のうちの5種類を抑える抗酸化物質が上昇
していることも確認されました。(グラフ2)

その結果、血液の検査では乳酸量の増加がなく疲労しにくいことが認められました。
血液の検査では、乳酸量の増加がなく疲労しにくいことがみとめられました。(グラフ1)

臨床試験に携わった市川寛医学博士は次のようにコメントしています。
「運動して、疲労すれば血液中の乳酸量が増加します。その乳酸量の増加がなかったということは、
疲労の度合いが少ない、ということになります。また、6種類 の活性酸素のうちの5種類の
活性酸素を抑える抗酸化能の働きがみとめられたということは、身体のサビを防ぎ、
いろんな病気の発生を防ぐ働きが期待できるということです。つまり、Fk-23を摂取することで、
ゴルフをしても疲労せず病気が病気にも強い身体をつくることができる、ということが、
ということが、今回の臨床実験で明らかになったのです。」

また、研究では、ストレスの指標となるストレスマーカーはそれぞれ良い変化を示しました。
(グラフ3)

様々な抗酸化作用(SOD作用)のある食品はありますが、しっかりエビデンスがあるものを
選ぶのは大切なことですね。

DAILY HEALTH/VOL.4 2020

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