枇杷葉温圧のすすめ
以下、「りーぶす」1999年第14号より引用抜粋。
ガンという病気の結果、腫瘍が出来る 〜ガンは全身病〜
腫瘍を取り除いてもガンを除去したことにはならない
癌は慢性代謝病
昨年の秋号に書きましたように、病気治しの主役は、本人自身の中にあることをしっかり頭に入れて、今回のテーマである『癌』についてお読みいただきたいと思います。
まず初めに、癌は全身病、慢性の代謝異常によって生ずる、慢性代謝病であるとご理解下さい。ノーベル書房出版の『ビタミンB17』G・Eグリフィン共著、の中に「腫瘍はガンという病気が起こした結果であって、その腫瘍を取り除いてもガンという病気を除去したことにはならない」と書かれていますが、その通りなのです。
柿やリンゴの実を取っても、木が存在していれば新しい実をならすことができるように、ガンという根が張り、幹が育ち、枝がのびて実(腫瘍)ができるのですから、ガンという木が体内にある限り順繰りに実はなっていきます。発見された実(腫瘍)だけを切除することは全く無意味です。同じ枝に実がなれば再発と、違う枝に実がなれば転移と呼ばれているのです。
ガンを始め、すべての病気を治すのに絶対必要なことは、正常細胞が喜んで活動できる体内環境を整え、病気治しの主役である自然治癒力を高めることにあります。手術のために麻酔をかけ、痛み止め、化膿止めを使い、放射線療法でやき、抗ガン剤の投与をするなどのことは、すべて部分である腫瘍に対する対応ですから、本当にガンを治すことにつながっていかないのです。その上これらの療法は、体内環境を悪化させるので、その結果正常細胞の活動を阻害し、生命力、自然治癒力が低下しては病気を治すことなど、とうていできないことがお分かりと思います。
ガン細胞の活動を止めることから考える
前述の『ビタミンB17』の本の中には、C・Tスキャンにやっとひっかかる位のガン細胞でも、7〜8年かかって育っている、とありますし、大阪・八尾市の甲田光雄先生は1グラムのガンが育つのに15年かかっている。とおっしゃっています。それに、C・Tスキャンの検査を一度受けると、150日命が縮む、ということを東大理学部におられた加藤邦彦先生が発表されておられます。C・Tスキャンはなるべく回数を減らすように心がけた方がよいようです。
7〜8年かかってやっと腫瘍が見つかるのであれば、ガンの芽にあたる栄養芽層(体内で行われる修復のゆきすぎででき、そのまま増殖を続けるとガンに移行する、ビタミンB17の本参照)と呼ばれる生まれたばかりの細胞や、2〜3ヶ月から4〜5年もたったそれらを全部含めると、ガン体質になってしまった人の体内には、腫瘍に育つであろういくつもの細胞が存在し、成長しつつある、と考えられるわけです。こうした発達途上のものもすべてひっくるめて、体内から取り除くことができれば、それが一番よい方法だと思います。
ごれは決して不可能なことではありません。が、一気に取り除こうとあせらずに、まずガン細胞の活動を止めることから考えてみましょう。活動が止まれば体に悪い影響を及ぼさなくなっていきますから、腫瘍がそのままであってもよいのです。あばれさせないで仲良く上手に暮らしていく努力をすることも賢明な選択の一つです。
枇杷葉温圧は、体内環境改善に多大な力を発揮する
海の魚を淡水魚の環境(真水)に入れれば次第に弱って死んでいくのと同じに考えればよいのです。淡水魚(正常細胞)の水槽に海の魚(ガン細胞)が入ったからと抗ガン剤や放射線を浴びせたらどうなるでしょうか。淡水魚の水槽内(正常細胞に適した体内環境)が全部汚染されるのですから、よろこぶのはガンを始めとする病気だけ、という結果になっています。
ガン細胞を育て活動させる体内環境から、正常細胞がよろこび、ガン細胞が活動できない体内環境に改善していけば、病気のほうは自然に影をひそめてゆくのです。
枇杷葉温圧は、体内環境の改善に非常に大きな力を発揮してくれるエネルギー療法です。食物のように血液や細胞を生みだすことはできませんが、その持つエネルギーによって健康の基本条件を満たしてくれます。枇杷葉温圧は対症療法としての威力を発揮すると共に、全体療法としてのすぐれた力も合わせ持っています。
その上に、ガンを押さえ込む大きな力が2つ備わっています。その1つがピワの葉の中に含まれるビタミンB17と呼ばれる物質、もう一つが灸熱です。
ちょっと役に立つ枇杷葉温圧講座
体調好転反応
体調好転反応とは、病気を治そうとする生命力が働き出して、病気との闘いが始まり、体内の大掃除をするときに起きる現象で、一時的には悪化したように感じたり、痛みがひどくなったと思う場合もあります。これまで排泄されずにためこまれていた化学物質(新薬、食品添加物、合成洗剤、農薬)などが、枇杷葉温圧によって分解されていく過程でも出て来るのです。
人によっては殆ど出ないときもあり、また大変顕著に出るときもあってさまざまですが、典型的な現れ方として次のような症状があります。
1)ビワ葉温圧をやり始めてすぐから1週間位の間に症状が出て、4〜5日から10日位で症状が消える。
2)やり始めはとても調子がよくなったのに、1ヵ月位してから反応が出始める。この時は症状が1週間〜2週間も続き、また強く出ることもある。
主だった症状として
1)全身が大変けだるく、眠くて仕方がない。
2)虚脱状態のようになって、縦のものを横にもしたくない。目をあけるのもいや、手を動かすのもおっくうになる。
3)腰痛などでは、腰が非常に重苦しくなってつらいこともある。
4)痛みがビワ葉温圧をやる前より強くかんじる。
(3)・4)の場合、痛む個所の神経が、血流が悪いために軽い麻痺やしびれを起こしていたのが、ビワ葉温庄の刺激によって神経が目をさまして本来ある痛みをそのまま感じるために起こる現象)
5)発疹や吹出物が出る(体内の毒素を皮膚から外に出すためのはたらき)
6)下痢をしたり、吐き気がしたり微熱が出たりする
7)ゼン息では激しい発作が起きることもある
8)薬を多量に用いた人の場合、禁断症状が好転反応と重なって反応が強く出る
9)温圧を中断していてまた始めたときにも同じ反応が出ることがある
10)ガンの場合よく現れるものとして、膿を持ったおできができる。できてはつぶれ、つぶれてはでき、を繰り返すこともある。手術の傷口におできができる。変わったものでは乳ガンでビワ葉温圧をやり始めたら、2週間位で背中に糸のようなものが2、30本に束になって出てきて、そのまま続けていたら2週間位で出なくなり乳ガンが柔らかくなり、固いしこりが触れなくなったケースもある。等いろいろは場合が報告されています。
好転反応におどろいて、ビワ葉温圧を中断したり、やめてしまったりして日時がたつと、また元のスタート時点に戻ってしまいます。本部に相談なさり心配を取り除いて継続することが、病気から解放される一番の早道です。継続は力なりという言葉を信じましょう。
ご愛用者のおたより
●平成9年5月、悪性のまじった乳ガンと判明。即手術をすすめられたがアレルギー体質なので手術は拒否したが、細胞検査のあとが痛くて我慢できずに入院して、デンキ針でガンをやき1ヵ月位で退院した。退院してから絶対に病気に負けないぞという気持ちで闘病に取り組んだ。
まず調味料を始め自然食に切りかえた。病院ですすめられた枇杷葉温圧も熱心にやり始め、遠赤サウナも買って隔日に使用した。始めの頃温圧の時間が少なかったようで、本部の指導により時間と回数をふやしてみた。平成10年3月頃は毎日3時間位やっているのに7〜8枚は使うびわの葉が全部真っ黒になって、緑のところが殆どないような状態が続いた。本部で聞いたら体から毒素が出ているので、黒くならないようになるまでやらないと駄目ですよ。と説明され、6月頃からは毎日2回3時間位づつやってみた。遠赤サウナも続けて使用した。葉が黒くならなくなったのは10月の終わり頃からで、だんだん黒が薄くなり殆ど黒くならなくなったのはごく最近です。少し前から脇の下のリンパの部分に3〜4個のグリグリが出来たがふしぎなことにここは黒くならない。でも油断せずに毎日グリグリの上も必ずやっています。
温圧を始めてから1年半はたちましたが、本部ではまだあと1年位しっかり取組むようにと指導を受けています。体調も良好なのであまり心配せず、ゆったりとガンと仲良く暮らせるように努力するつもりです。
(乳ガン・磁田・女57歳)
●平成9年2月頃へルペスと診断されて、ビワ葉温圧をするようになった。この以前に20年位に亘ってステロイド剤を使用していたため、少し良くなったと思うとひどい好転反応が出る。この繰返しで2年足らずの間に12〜13回の苦しい思いを体験した。濱田先生のはげましがなかったら挫折していたと思います。薬を沢山使っていた人は、特に好転反応がひどいと聞かされていたので何とかここまで漕ぎつけることができました。始めの頃の好転反応に較べて少しずつ間隔が広がり底も浅くなってきました。すっかり治るまでもうひと頑張りするつもりです。
(へルペス・米山・女56歳)
●息子が中学3年の1月に、突然顔面がマヒし、食物、飲物もこぼれてしまうようになった。東大病院の専門医にみてもらったら手術をしても治らないだろう。と云われ本人は大変ショックを受けた。なんとかしてやりたいと温圧を思いたち・毎日1時間1ヵ月位続けたとき、それまで全く動かなかったのに目がほんの少し動いたように見えた。それから一層力を入れて温圧をやったら、3月10日位にはほぼ90%は回復していた。現在は何の支障もありません。
(顔面麻痩・岩崎・女47歳)
自然自学の森下敬一先生にお目にかかったとき「胃ガンであと半年と宣告を受け手術もできない。と云われた方が、びわ葉温圧を1日8〜9時間2ヵ月やり続けて現在は職場復帰ができた。というのですが」とお聞きしたら、森下先生は「それはあるでしょう。私もあごの下のリンパがこぶし位にはれたとき、一日4時間づつびわ葉温圧をやって、1ヵ月で殆ど元に戻ったのを見ています。」といわれました。びわ葉温圧は、始めの2〜3ヵ月位出来る限りやった方が結果が良いようです。そのあと回数を減らしても2〜3年位は続けてやっていただきたいと思います。
(はまだ)