石黒澄子さんは、温熱器(家庭用医療器具認証品)と低線量ホルミシスパットを使った「石黒式温熱法」を考案し、20年ほど前から、ボランティアでガンの方を治療し続けている石黒幸治先生の奥さまです。
食道ガンだとわかり、放射線治療と平行して「石黒式温熱法」を行った結果、1ヶ月でガンは消えてしまいました。
たった5cm×6cmの小さな温熱板。まるでCTスキャンをするように、背骨を中心に全身にゆっくり当てていくだけで、ガンのある箇所がわかると共に、ガンを無力化してしまうことができるのだそうです。
*のどが痛くて水が飲めない
夏にご夫婦で山登りに行ったとき、澄子さんは「のどが痛くて水が飲めない」と訴えました。
「痛くて水が飲めないなんて、大変なことだ!」と石黒先生は、澄子さんをすぐに病院へ連れて行きました。3日間でさまざまな検査をした結果、食道ガンでした。
手術に抗ガン剤、放射線治療を勧められましたが、手術は断りました。
放射線は1日1回2〜3分、27回当てる予定で、45日間の入院が決まりました。放射線は27回が限界で、それ以上当てると脊椎がボロボロになってしまうそうです。
また、抗ガン剤は3日ほど試してみたものの、合わず、やめてしまいました。
石黒先生は、それまでの経験から「ガンは温熱法で必ず消える」と信じていました。ですから、入院後は朝8時から病院へ行き、夜10時に帰るまで澄子さんに付き添い、毎日平均8時間、注熱を行いました。
*ドクターもびっくり。予定より早くに退院。
石黒先生は、まず8時〜11時半くらいまで温熱法を施し、また昼食後14時〜17時まで、夕食後も2 時間ほど温熱板を当てました。食後は血液がドロドロになっているので、1〜2時間空けることが必要なのです。
つまり、食事の時間と食後1〜2時間以外は、すべて注熱したのです。
温熱板は約86度。ヘッドに低レベルの放射線ホルミシス効果があるパッドを装着し、ゆっくりと、健康な場所から当てて行き、ガンの部分は最後に攻めます。
ガンはその種類によって、転移する主な場所が決まっているのです。先にそれらの部位に熱を入れ、活性化させ、丈夫にしておきます。
「ガンの部分に温熱板を当てたら、ものすごく熱く感じるので瞬時で"熱い!"と思わず声が出てしまいます。
一方健康な部位では、1〜20までゆっくり数えることができます。ガン細胞には毛細血管が擦れてしまってないようなのです。正常な細胞なら、熱が毛細血管を通じて流れるのですが、ガン細胞の場合は流れずに止まっているようです。その熱さは、体をくねらせ、施術者の手をはねのけるほどです。私は、妻を押さえ込み、温熱板を当て続け、妻は3時間苦しみました」と話されました。
こんな3時間の施術を一日3回。
それから30日後、ドクターがびっくりすることが起きました。食道ガンがすっかり消えてしまったのです。
澄子さんは40日で退院し、10日後、仕事に復帰しました。
実は澄子さんはベテランの税理士で、自分の事務所を持っていました。
「家内は仕事で調査に立ち会うと、トイレにも行けないことがあるし、帰宅後も深夜1時頃まで家で仕事をするので、それまでは腎臓や膀胱が不調で、足もむくんでいました。
私は毎日温熱法を施して、それらの悪い部分を取ってあげるのが精一杯。
背骨に温熱器を当てたときに、異常な感じがあったのですが、単なる疲れだろうと思って今回のガンを見過ごしてしまったのです」と石黒先生は振り返ります。
〇手術以外に、体の外からアプローチしてガンを無力化させるという温熱療法。石黒先生は温熱について何年も研究し、お金もたくさん使い、創意工夫してオリジナルの「石黒式温熱療法」を完成させました。
そして、ずっと無料でガン患者さんの支援をしています。このような療法があることを初めて知ったとともに、ボランティアで施術されている石黒先生の大きな心にふれ、自分を振り返るきっかけになりました。
続きは希輝(きらら)通信をごらんください。
(編集担当 しろがね) |