酵素に着目した医療で、 がんを消す免疫強化療法
「人間の健康と長寿のカギを握るのは酵素である」という、酵素栄養学の考え方をベースに食事療法に重きをおいた治療を行う鶴見クリニック。がんをはじめ、生死を左右する病に苦しむ方がたくさん訪れています。
テレビや雑誌でもおなじみの鶴見先生にがんや生活習慣病の治療についてお話をお聞きしました。
●手術、抗がん剤、放射線治療は否定、代替療法でがんが消える
余命半年の子宮頸がんの患者さんがいました。もはや転移だらけ、抗がん剤漬けで良くならず当クリニックを受診。そこで私のやり方(酵素治療)をやったところどんどん良くなり、半年でほとんどがんは消え、10ヶ月で完治。また胃がん、リンパ節転移の女性も4ヶ月で完治。
私のクリニックではこういったケースはまれではなく、かなりの確率であるのです。そのやり方はもっぱら原因から治すというオーソドックスなもの。しかし、どんなに真実のやり方を話してもちっともわかってくれない人も時々います。何を言っても抗がん剤じゃなきゃダメだ、放射線じゃなきゃダメだ、という人です。
あるがん患者さん(前立腺がん)は、娘さんの勧めで来院されました。非常に熱心に治療法の説明をしましたが、まるで無理解。家に帰って「今は30万人くらい医者がいるだろう。その医者が勧める抗がん剤を否定する医者をおれは信じないな」と言ったそうです。そして30万人が勧めているだろう抗がん剤を選択しました。(本当はやむをえずそれしか方法がなくやっているだけ)。そして抗がん剤漬けに…。
結局、1年も経たないうちに全身転移だらけになっただけでなく、医者からはなんと見放されてしまいました。ひどいものです。そこで家族は私のところに再び相談にやってきました。しかし、あまりに勝手であり、本人が私を信用していないこともあり、お断りさせていただきました。
私のところでは前立腺がんはほとんど治っているので抗がん剤漬けがいかに体に悪いかを再確認することになりました。ちなみに抗がん剤などというものを医者は積極的に勧めている人ばかりではありません。それしか方法がないとしてやらされているだけのような気がします。実際、抗がん剤で完治者は、まったくいないという事実があります。
●病気は食べ物次第
私は食べ物で病気が治る、と昔からある種の確信みたいなものがありました。それは自分の体験からきていると思います。
実は私は子どもの頃は喘息患者でした。ある日、祖母がラジオを聴いていたら、「キャベツの千切りを食べていたら、喘息がなおったよ」という体験談をふと耳にし、翌日から朝晩生のキャベツを山盛りにして私に出してくれるようになりました。不思議なことに気がついたら、私の喘息は消えていました。しかし、キャベツで良くなったなどということは思いませんでした。
私が高校生になった昭和39年、(東京オリンピック開催の年)に、インスタントラーメンが発明され、市場に出回り、私も食べました。しかしこのラーメンを食べたり、チョコレートを食べたり、また、トーストにマーガリンを塗って食べた時は、久しぶりに喘息がでました。
この時、私は気付きました。
「ある種の食べ物は喘息を良くするが、ある種の食べ物は喘息を起こす」ということです。その後、喘息のみならず「ほとんどの病気も食事次第で出現したり、治ったりもする」ということが私の中でわかってきました。
●医学部に入るが納得できないことだらけ
さて私は自分が喘息だったことと、父が医者だったことなどから、医者を目指し、大学の医学部に入学しました。
しかし大学では、病気の根本的な原因は考えず、「病名診断→医薬品の投与」というロボットの部品修理のような教育でした。さらにひどかったのは「食事と病気は関係ない」というスタンスが徹底されていたこと。私のように病気は食事で治せるという考え方の人間にとっては、この教育は苦しみでしかありませんでした。とにかく医者の免状だけは取らないと話にならないので、がんばって免状を取りました。しかし入った大学病院は、当然ですが、薬漬けの医療でした。それでも良くなればそれでかまわないのですが、むしろ悪くなることが多いのには参りました。
例えば喘息患者にステロイドを使用したら、初めは良くなるのですが、後になって患者さんのほとんどが急死するなどという光景を目のあたりにしました。ステロイドの服用には突然死などというとんでもない副作用があったからです。
がん患者さんには当然抗がん剤漬けをしましたが、良くなるどころか悪化するばかり。まさに完治のまったくない世界に突入してしまったという想いでした。
自分が求める医療とは全く違う異次元の世界に来てしまったと思ったことを昨日のことのように思い出します。
そんな折、教授にある病気の原因について尋ねたところ、教授は目をむいて急に怒りはじめました。「そんなことを聞くなーっ」と怒って行ってしまいました。今までニコニコしていたので、その変貌には戸惑いましたが、後年、西洋医療界で原因を聞くなどということは「タブー」だったとわかりました。
最近、眼科に行って目の検査をしてもらったことがありました。(結局なんともありませんでしたが)。その時、「白内障の原因は何でしょうか?」と眼科医に聞いたら、急に怒り出して「そんなこと、聞いてはいけません! なったものを治す、それが医療ですよ」と言われ、追い返されました。 今も昔も西洋医療界は原因の話はタブーで、触れてはいけない領域だったのです。とにかく私は大学からはじけ飛んだのでした。
西洋医学は対処療法にすぎません。もちろん精密な検査や、急を要する病気やけが、感染症にかかった救急疾患や急性病などは西洋医学の恩恵を大きく受けていますが、それを慢性疾患にまで用いたところから、いろんな問題が生じたといえると思います。生活習慣病のような慢性疾患は「病名診断即対処」といった救急や急性疾患のようなその場限りのやり方では絶対治らない根の深い病気だからです。
・・・続きは希輝(きらら)通信9号に掲載しています・・・・
坂井正典ふれあい日記 『免疫強化療法を行っている鶴見隆史先生を取材』に掲載中!
他にもがん克服サポート研究会で取材させていただいた先生との話なども掲載しています。 【詳しくはこちら→】
〜編集担当・しろがねの感想
多くのガン患者さんを健康にして喜ばれている鶴見先生。治療の中心は私たちの体のなかにある「酵素」であり、「食べ物」と深く関わっています。食べるものが健康を左右する大きな因子であれば、体に悪いものを避けるだけで、重篤な病気になるリスクは減るのではないでしょうか。
今、ガンは3人に1人の時代から、2人に1人の時代に突入したそうです。そろそろ私たちは「病気になったら、お医者さんがなんとかしてくれる・・・」ではなく、「自分の健康は自分で守っていく」という姿勢で、セルフケアに力を注ぐべきではないかと強く思いました。
希輝通信では9ページに渡り、鶴見先生のインタビューを掲載しています。大変わかりやすい内容で、健康になるにはどうすればよいか、多くのヒントが得られます。