取材を終えて感じた事
私は、全国放送のテレビで荒金さんを見て、絶対にこの人に取材し たいという思いから始まり、日曜日にお会いする事が出来ました。
取材を終えて本当にこの機会をくださった荒金さんに本当にありがとうございますという気持ちと、念願がかなったという喜びでいっぱいです。
2月21日、3月22日に私の個人ブログでも書きましたが荒金さんの事だったのです。
取材を終えて車の中でスタッフと話していたのですが、「とっても良かった」の連発でした。スタッフもそのテレビを見てい たので、とっても直接お話が聞けて感動していました。
私が印象に残った事は、荒金さんの話を聞き終えて、辛かった事も良い事も人生にはとても意味があるとつくづく感じました。 それと人との関わり、信頼関係はとても大事でとてつもなく大きな力に 変わると感じました。
荒金さんは、2回目の癌の時肝臓全体に癌が広がっており、手術が出来 ない状態でした。GOT、GPTの数値は4桁、CEA(乳癌(がん)、肺癌の肝転移 の診断に重視される)、CA15-3(乳癌(がん)マーカーの一つ)はそれぞれ 正常値の130倍。
抗癌(がん)剤治療の副作用で集中治療室に運ばれて、意識もうろうの中、
岡山大学の教授が「この経験が今後の看護に活かせれば、きっと最高の看護師になれる、楽しみに待っていますからね」という言葉ではっきりとまた白衣を着たいという気持ちになったとおしゃっていました。
この内容は、2月21日のブログでもご紹介させてもらいましたが、 先生との関わりで希望が持てたのはこれだけではなかったのです。
集中治療室で言葉も話せない、チューブに繋がれていて、昼か夜かもわからない。普通なら2、3日でパニックになるらしいのです。
そんな中、主治医の先生に荒金さんは、
「1ヶ月〜2ヶ月で地元の呉市に帰れると言ったじゃないですか。」 と初めて筆談で愚痴をこぼしたそうなんです。
それに対して猶本先生は荒金さんの肩をポンポンたたきながら
「そんなわがままをいわなさんな、僕は薄氷の上を歩いているようなもので、ここで呼吸器をはずしたら僕にとって殺人行為で、あなたにとって自殺行為になるんですよ。こんなに頑張っているじゃない ですか。あなたも頑張んなさい。」と叱咤激励があったから50日間 頑張れたともおっしゃっていました。 |