【死とどう向き合うか】
●第1巻 「死を見つめる」
・デーケン氏は 末期患者とその家族心(悲嘆の
プロセス)を12段階にモデル分析した
@精神的打撃と麻酔状態 A否認 Bパニック
C怒りと不当感 D敵意とルサンチマン(うらみ)
E罪意識 F空想形成・幻想 G孤独感と抑鬱
H精神的混乱とアパシー(無関心)
Iあきらめ〜受容
J新しい希望〜ユーモアと笑いの再発見
K立ち直りの段階〜新しいアイデンティティの誕生
このような悲嘆のプロセスがあることを知っていたら
適切な援助の手を差し伸べる事ができる。
※全国に「生と死を考える会」というのが全国で20ヶ所あるそうです。
第2巻 「死への恐怖を乗り越える」
死への恐怖を乗り越えるには、永遠の生命への希望を持つ事を忘れてはいけません。
第3巻 「自分自身の死を全うする」
今世紀に入り、医療の技術が進歩した事によって
死に直面している人がどのような心理的プロセス
をたどるかを考えられずに治療方法を先行されている為に末期患者の多くは自分自身の行き方を考えられずにいました。
第4巻 「死についての生涯教育」
第5巻 「今、世界のホスピスでは」
・ホスピスの理念は多くの分野の専門家からなる
コミニティーであり、重い病気にかかった人の
生 命と生活の質を改善することです。
・ホスピスのドクターの役割は肉体的な共通の
苦痛緩和で、看護士はドクターと同じ立場で患者
さんに対応しています。
他にも栄養士・理学療法士や音楽療法士とケアす
るメンバーが揃っています。
・ホスピスでは家族への精神的ケアも重要視して
います。
・「末期ガン患者の生活の質をいかに高めるか」が
ターミナルケアのキーポイント
・告知について
第6巻 「死とユーモア」
・アメリカの「ノーマン・カザンス」という人は重い
膠原病をユーモアと笑いで克服した人です。
いろんな治療を施されたが効果があがらず自分自身
で治す事を決め毎日10分間笑い続け2時間は痛み
を感じることなく眠れたそうです。
笑いは血液の循環をもよくする効果があります。
・ターミナルケアにおけるユーモアと笑いの役割は
@ 死への恐怖や緊張感を緩和する
A 怒りや敵意をやわらげる
B 人間的成長を促す刺激となる
C 共同体をつくる原動力となる
D 燃え尽き症候群を予防する
・ドイツでの有名な定義
「ユーモアとは笑う事である」 |