2013/10/13(日) 石黒式温熱法 講演会 講演内容
Disc1の内容
12:30 開会のあいさつ
坂井正典 理事長( NPO法人 がん克服サポート研究会)
12:35 特別講演 放射線ホルミシスと放射線量について
杉浦義次郎氏(元・新日鉄名古屋工場長)
私はトルマリンを研究していた。トルマリンに熱を加えると、マイナスイオンが発生する。天然鉱石を混ぜて作った石黒先生のホルミシスパッドは、患部に当てておくだけで血液がサラサラになり症状が緩和する。 ある糖尿病で入院している方がいて、その方の足は壊疽し、病室に異臭が漂っていた。私がホルミシスパッドを持っていき、足に当ててもらうと、そのうち壊疽していた足が乾いてきて異臭はなくなっていた。 他にも腰に当てて腰痛がなくなったなど、良くなった例はたくさんある。ホルミシスパッドを付ける前と後とで血液を採って顕微鏡で見ると、前者では赤血球はくっついているが、後者ではきれいにはがれ、赤血球がバラバラになっている。
*放射線ホルミシスとは
米国ミズーリ大学教授のトーマス・D・ラッキー博士が1982年に提唱した学説。 「少しの放射線は、免疫向上などをもたらし、身体のあらゆる活動を活性化し、病気を治したり、病気にかからない強い身体にしたり、老化を抑えて若々しい身体を保つなど、さまざまな身体に良い影響を及ぼす」。 放射線は少しでも有害であるとする社会通念や放射線防護の規制概念とは全く異なる画期的なもの。
*石黒式温熱療法
身体にやさしい低放射線ホルミシス
温熱器とホルミシスとの組み合わせによりがんを予防し、治し、再発予防をするのに大いに役立つ。
*現在、放射線についてはLNT説としきい値(注)以上は有害とする2つの説がある。
(注)しきい値とは、 自然放射線のことで、放射線量を測るときには、測った値から自然放射線量を差し引く LNT説・・・放射線が増えると人体への害も増える。微量の放射線も害である。
ラッキー博士説・・自然界の100倍の放射線は害がなく、むしろ健康に有益。
*放射線の比較(1日当たり)
〇国の規制・・・1ミリシーベルト/年間
〇生活の中で浴びる放射線・・・0.5〜50ミリシーベルト
(参考)・日本の場合は、自然放射線を測ると0.24マイクロミリシーベルト前後。
年間では、0.24×24時間×365日×1/1000=2.10ミリシーベルトとなる。
(1マイクロシーベルト=0.001ミリシーベルト)
世界では、自然放射線が年間10ミリシーベルトの場所(ブラジルのガラバリ)もあるが、健康への影響は認められていない。
・CTスキャン1回 6.9ミリシーベルト
・胃のX線1回 0.6ミリシーベルト
・日本〜ニューヨーク 往復飛行機に乗る1回 0.19ミリシーベルト
〇石黒式・・・ラッキー博士の説(自然放射線の100倍までが健康に良い)を指示しているが、注熱器やハッピーストーンアンダーシーツの放射線量は、以下のとおり。
・ハッピーストーンアンダーシーツ・・・0.5ミリシーベルト/年(16枚折りにし24時間、毎日使った場合)
・ホルミシスパット・・・0.19〜0.49ミリシーベルト/時
*注*石黒先生と奥様は、ホルミシス パットをつけて長時間注熱したり、ハッピーストーンアンダーシーツで毎日就寝されていますが、健康被害はありません。
13:00 A)病気を克服した人たちの体験発表
1)5cmの進行性食道がんを1ヶ月で克服・・・石黒澄子さん(石黒先生の奥様)
5cmの進行性食道がんを克服してから3年経ち、再発も転移もない。旅行もするし、税理士の仕事もしている。
入院中は、放射線治療と石黒式温熱だけで、抗がん剤は使っていない。食道がんは一般的には、42日間の入院で35回の放射線治療を行う。主人は病院に毎日来て、温熱をしてくれた。 20回目の放射線治療の際、医師は「がんが見当たらない」と大変驚かれた。そして退院し、元気で、1週間後には車の運転もできるほどだった。
退院後の生活は、朝3時間温熱治療をしてもらい、仕事に行き、帰ってきて食事を摂り、10時には寝 る。ホルミシスのシーツをかけた布団で寝ているから、20分くらいで深い眠りにつき、そのまま朝 までぐっすり眠れる。夜中に主人が3時間温熱をしてくれているのだが、まったく気づかないほどだ。
ときどき、「熱い!」と言っているそうだが、覚えていない。 病院の先生は退院するときに、「ご主人は天才的温熱師ですね」と言ってくださった。主人は男の執念というか、ひたすら信じた道を走っている。ぶれず、疑わず、迷うことなく継続して立派だと思う。
2014年8月現在は 、痕跡すらありません。3ヶ月に一度、大学病院で定期検査を受けていますが、何の異常もなく、何の薬も飲んでいません。 奥様は、石黒先生の大学のクラスメートで、今でも朝から自分で車を運転し、現役の税理士として仕事に出かけています。
2)胃がんの再発のすい臓がん。半年後の桜は見られないと宣告され・・・中根保さん
4年前、67歳のとき市の健康診断で胃がんがみつかった。手術をしたが、3年後再発し、今度はすい臓にがんができた。初期ではなく、進行していて、すい臓は半分を切除する予定だった。開腹したものの、医師は手術をせずに終わり、余命は半年〜1年と言われた。
退院してしばらくして知人から温熱法のことを聞き、さっそく知人と石黒先生を訪ねた。先生の圧倒的な信念と情熱に私は非常に感銘を受け、また藁にもすがる気持ちもあり、さっそく温熱法を始めることにした。先生は本当に熱心で、午後1時に始まったら、夕方6時、7時まで施術をしてくださった。
退院後は抗がん剤、サプリメント、温熱の3つをがんのために使い、昨年1月(退院後4ヶ月め)の精密検査では、がんはまったく進行していない、同じ状態だということだった。がんは低体温を好むということなので、温熱で常に体を温かくしておくのは、がん予防には効果的だと思う。
すい臓がんになって、もう半年後には命はなく、彦根の桜は見れないのかと思っていたが、きれいに咲く桜を満喫できてうれしかった。これからも1日1日を大切に有意義に過ごしたい。
3)放射線治療の望みを断たれ、骨髄がんとどのように闘ったか・・・落合恵子さん
★ご主人が体調不良のため、やむなく欠席につき石黒先生のお話
落合さんは、腰椎4番5番ががんにおかされ、放射線治療をしなければならなくなった。
「骨のがんは難しいたため、一度放射線治療を行ってみて、効果がなければ、もう他にできることはありません」と担当医に言われた。結果、放射線治療は効果はなく、うちに訪ねて来られた。「私が温熱治療をやってあげられるのは、1週間に1回か2回だけ。家でしっかりとやってください」と強く言い、落合さんはその通り実行して、骨のがんはよくなり、10年後の現在も普段の生活に戻っておられる。
4)長年苦しんだメニエール症も1回の注熱で治る・・・広江義考さん・片山安政さん
★欠席につき石黒先生のお話
メニエール症とは、突然ぐるぐる天井がまわり、起き上がれなくなる症状で、根治が難しく対処療法の薬しかない。メニエールは、年間何回も起こる。 広江さんは、甲状腺に温熱器を当てると20まで数を数えられなかった。温熱器を当てて熱く感じるところは悪いところ。メニエール症は甲状腺になにがしかの問題があるのだろう。1時間ほど温熱器を当てると症状は消え、自然に治ってしまった。広江さんはそれから二度と発症はしていない。
また片山さんは近隣の方で、自分がメニエール症が治った後、私の温熱法を習い、ボランティアでメニエール症に悩む方に施術しておられる。また透析患者でもあり、会社の会長でもある片山さんは、温熱を毎日併用していたため、20年以上も元気で生きることができている。 (透析患者の予後は厳しく、10年生存率16.5%、20年生存率は4.3%にすぎない。日本透析医学会2009年調べ)
メニエールの発作が起こったら、決して目は開けてはいけない。目を閉じたまま、1時間ほど甲状腺を中心に注熱を続けることだ。やがてめまいが止まる。
5)直腸がん、翌年には腸閉塞の術後5年。何事もなくのりきった話・・・木村稔美さん
石黒先生を紹介されたのは、二度目のがんの手術をした後で、体はぼろぼろだった。主人と一緒に伺い、がんは低体温を好むこと、温熱で上げた体温を保つために家でも温熱法をすることを教えていただいた。
手術で腸が短くなっているので、お腹がつまり、下剤や漢方薬も効かなかったが、温熱をするとお腹が動くのがわかり、血液循環が良くなっているのを実感できた。温熱法は悪いところ、弱っているところ、疲れているところに当てると大変熱い。何もないところに当てると、気持ちよく、癒される。先生は温熱法でがんの場所がわかるほど深く研究をされていて信頼できるし、またお人柄も好きで、もちろんがんの再発防止の目的もあるが、ゆっくり癒されたいとき、体調の悪いときなどに温注をしていただいている。
今でもお腹がつまりぎみのときがあるが、温熱法があるから不安がなく、精神的にラクだ。注熱器はずっと手放せないと思っている。
Disc2の内容
6)糖尿・心臓バイパス手術・網膜はく離、肺炎・腰の圧迫骨折・胃がん(6cm)・劇症B型肝炎の夫をみとって・・・矢野嘉子さん
夫は61歳のとき、職場で心筋梗塞を起こし、生死の境をさまよった。その後20年間は入退院の繰り返しの人生だった。心筋梗塞から回復したが、退院後に3度の心不全を起こし、心臓の20%しか動かなくなってしまった。心臓のバイパス手術、網膜剥離の手術2回、肺炎で長期入院、腰の圧迫骨折で2回の手術を経験し、手足も顔もむくんでいた。そして6cmの胃がんが見つかったが、暇さえあれば注熱を行い、そのおかげでがんは消えた。徒歩10分のスーパーまで行くのに3回は休まないと行けなかった夫は、注熱器のおかげで、私と遠方へ旅行に出かけることができるようにまでなっていた。
本当に元気になっていたのに、3年前、インフルエンザの予防注射をして劇症肝炎になり3日めに亡くなった。病院での夫の最期の言葉は、「注熱器持って来い」だった。辛い病気にも愚痴一つ言わない人だった。
7)今、石黒式温熱法を修行中の温熱療法師(頚椎ヘルニア 卵巣嚢腫 ひざ痛)
・・・廣本志津枝さん
先生とは2年半前の三井温熱講習会で講師として来られていたときに出会った。先生のお人柄やお話に感動し今は石黒式温熱師として勉強に励んでいる。
◆石黒式温熱の特徴:「体験型のCTスキャナー」→誤診がない
@自分の体に注熱器を毎日掛けていると悪い箇所が鮮明にポイントで体感できる。 がんは、注熱器をかけた瞬間に「アチッ」と声が出てしまう。石黒先生は先入観を入れず、ザーザーと同じ条件で体表に熱を入れていく。
体の中から発する声なき声を聞きながら1〜20秒心の中で唱えながら注熱する。いくつ数えたときに熱がるのか、絶えず判断しながら毎日注熱を続ける。これが石黒式注熱法の真髄である。
A注熱器をかけた後の皮膚に悪い箇所がくっきりと浮かび上がる。
◆石黒式の根本的な考え方
正しい考え方と手法で治るまで徹底する →必ず治る 間違いに気づいたときは直に認め直ちに改善する。ミスリードをしない。
症例2例 ***************
◆症例1(85歳女性 糖尿病 インシュリン注射20年 足の悩み)
心臓に水が溜まったので、一時的に血液をサラサラにする薬をやめたら、足に雑菌が入り、化膿した。
◎8月12日
膝から下が熱を持ち、腫れてカチカチ。日夜かゆくて仕方がない状態。特に左足の状態が悪く、右に比べて細い。 →体力がないため、とりあえず洗って朝晩足湯をしてもらい、毎日通ってマッサージをするだけに。
◎8月19日
皮膚の状態が全体的に改善。この前後、足に石黒式温熱法を施したところ、後に吐き気と食欲不振がおこる。2日間注熱を休み、再び施したところやはり、好転反応と思われる症状がきつかったので、温熱法は断念。 湿布代わりのホルミシスパットとマッサージのみにする。 左足(右よりも症状が悪い)のみにパットをすると、血行がみるみる良くなった。 →両足にホルミシスパットをする →左右差の改善の兆し
◎9月23日
左右差は徐々に改善。ふくらはぎ・足全体ともにやわらかさを取り戻す。切断の可能性もあったが、それは無くなったと判断。 今回、あまりに衰弱していたため、注熱は断念したが、ホルミシスパットを当てたり、マッサージと足湯をすることで改善することがわかった。
◆症例2.(58歳女性・歯槽膿漏治療)
8月28日の検診で歯槽膿漏が深刻化し、歯が抜けそうだった。歯茎の表面にのう胞ができた。以前歯の神経を抜いた部分に菌がつき、化膿したらしい。
また、6月くらいから心臓の不調を感じていた。7月の検診で不整脈だといわれた。 口に温注器をかける。
→5日後、小さくなった。注熱器をかけていると、歯茎から心臓につながっているラインを発見。おそらく歯槽膿漏が原因で心臓に疾患が出ていた可能性が高い。 →温熱法を施して改善、元気になる。 温熱法は、神経的な麻痺はすぐに効果が得られる。脳梗塞で足が麻痺した方は、足湯と温熱でその日に動くようになった。また、糖尿病で「足の裏にお餅が張り付いたようだ」という方も改善しやすい。
温熱法は、部分的に使う方法でも改善する可能性がある。
8)治療報告 チョコレート嚢胞(のうほう)・子宮内膜症を温熱法で治療 (自身は悪性リンパ腫で3ヶ月 妻 進行性のリュウマチ)・・・金山さん
初めは妻のリュウマチのことで、石黒先生を知人から紹介され、みてもらった。 妻は5年くらい進行性のリュウマチで悩み、歩くのがやっとだった。足は、腫れてまるで像の足のようだった。最初はハッピーストーンを足に20分ほど巻いてもらい、2回目から温熱をしていただいた。すると、像のような足がだんだん普通の足になり、リュウマチが原因で血液中の炎症指数が9.8と高かったのが0.05と正常値に近くなった。私も悪性リンパ腫で病院では余命3ヶ月と言われたが、温熱法で治療し、その後17年経った今も生きている。再発したこともない。
温熱法を石黒先生から習うようになり、手術不可能な悪性リンパ腫の方が来るようになった。マイナスイオンたっぷりの温熱ドームに1時間入ってから入浴してもらい、その後温注をした。1年半でよくなった。
その他にも、温熱法に興味を持って尋ねて来る人が何人もいた。同じように温熱ドームに入ってもらい、汗をかくのでその後入浴、温熱をする。3〜5回の施術でほとんどの方が良くなった。最近では、チョコレート嚢胞の方が来られ、良くなられた。今思うことは、腸をきれいにする大切さと、自分で治す気がない人は決して治らないということだ。
・・・石黒先生から追加
チョコレート嚢胞は8pの大きさで、温注器をかけるとうまくはがれ、下血で出た。あとは、子宮を温注器で温めれば治っていった。
Disc3の内容
B)石黒先生のお話
・温熱を素人(元は繊維業界)から初めて25年が経つ。
東京の弟がガンで、妻も体の具合が悪いからと行ったのが三井トメ子の温熱ドーム
温熱治療をしていた友人が亡くなり、一度は温熱器を押入れにしまってあきらめたが、 税理士の妻が腎臓と膀胱が悪くなっておしっこが出なくなり、腎臓と膀胱に温熱器を当てたところ 効果があった。
温熱に取り組む以前の繊維業界のお話と、石黒先生の温熱に取り組む原点と姿勢に関するお話。
・株式会社自然エネルギー応用研究所の佐々木さんに温熱のことを紹介してもらって繊維業界をやめて 温熱に取り組むようになった。
・株式会社自然エネルギー応用研究所の佐々木様のお話。
「ポリエステルにホルミシスパウダーを練りこんだ記事について」(機能繊維)
新聞記事「マイナスイオン効果で血行促進、育毛やエコノミー症候群にも効果あり」と見出し
・石黒式と三井と女子式の違いについて。
温熱器は三井のスタンダードなものでは熱が入りにくいので特別製のものを作ってもらっており 温度も80度の温度が出る。
・ホルミシスパッドによるやけど防止と抗菌効果について(日本食品センター)
糖尿病患者にホルミシスパッドを巻く前と10分後の赤血球状態の差について3000人ぐらい血液検査を 行ったが非常によい結果がでている。(血液がドロドロの状態からサラサラに変わる。)
いろいろな赤血球の状態について(添加物、尿酸結晶→通風、タバコをすう人、胃がんの人、糖尿の人、 肝臓がんの人、シンナーを使っている職業の人の血液)
温熱の結果が血液に出ているか検査している。
・治療時の写真の紹介
1)奥さんの食道がんの写真。帯状疱疹も温熱器で回復した。
2)腸がおへそから出ている患者さんの写真。
3)乳がんの人の写真。
・元はやけど防止の為のパッドだったが、ホルミシスパッドの厚さ、熱の伝わりやすさ、放射線の量など、何百枚も試行錯誤を行い、いろいろな人の力を借りてできた。
・血流量に関しても大阪産業技術科学研究所に検査してもらっている。
→「マイナスイオン」完全読本 エコノミークラス症候群
血流量が10%も上がる。血流速度も上がる。
・がん細胞に100度の熱を直接加えて15分でガンは死滅し一晩で治ってしまう。 (東大病院 入院費は1泊7万5千円)
しかし西洋医学なので予防にならない。温熱は東洋医学でガンの予防にもなる。
温熱器が5mmガンから離れていても熱く感じない、直接ガンの部位に当てると熱く感じる。
すい臓だけは手術でもだめである。あとは糖尿になって失明等、生活の質が落ちてしまう。
温熱器だけで、ガンで熱いのか一般的な病気で熱いのかを判断できる。やれば直ると信じて習慣をつける、 途中であきらめてはいけない。
・石黒先生自身、現在咽喉ガンである。また皮膚がん(鼻にできた)だった。 (午前3時までに治療をやめれば治療痕を誰にもきづかれない) 咽喉がんは現在自身で治療中。
・病原菌は36.5℃で生きているから、それ以上の熱を加えるとみんな死んでくれる。
ホルミシスとハッピーストーンだけでもガンが治ることもあるらしいが、 それだけでは限界がある。それに熱を加えることが大事であると気づいた。 ガンは早めに治療をすれば治る。
・うつ病のスポーツ選手の首に熱をいれたら、スポーツ選手本人が治ったと言ってきた。
・アスベストによる中皮腫に対しても温熱で治療したら自然治癒力によりアスベストが体外にこぶ となって出てきた。その後、患者さんはこぶをきれいにしたいと、他の病院で切除したが、 切除したせいでアスベストが体内に散ったらしく心臓にアスベストが刺さってお亡くなりになった。 (その息子さんは名古屋の市民病院の脳神経外科の部長さん)
いろいろな病気の方が石黒先生のところへ訪れるが、熱を加えるのもひとつの方法かな?と考えている。 たとえ治らなくても、最後までやってあげようという気はある。
この20数年、温熱は基本的にボランティアで行っている。患者さんから受け取った金銭は全てお寺に 寄付をしている。温熱には1円も使っていない。
予防もかねて脊椎と腰には絶対に熱を入れる。脊椎に熱を入れることは交感神経、副交感神経に非常に 効果がある。
・温熱には最低3時間かかるので、(その間に患者さんがきたら3時間待ちになることもあり)看板を出さず に予約制にして納得のいくまで温熱器で熱を入れるようにしている。
・病院で放射線で治療をするときれいに治るし、意外と副作用も少ない。PSA0.5よりはよくならないので、PSA0.5になった人にはみんな温熱をやってもらっている。
急ぐなら放射線治療を進めているが、ゆっくりでよければ温熱を進めている。男性なら前立腺、女性なら膀胱の過活動ほとんど一緒な症状、1時間でも2時間でも徹底的に 熱を入れると熱くなくなる。(良くなる)大事なのは続けること。
女性でも乳がんの人が、ガンを小さくして、温存手術できるまで小さくしてほしいという依頼もあったが、 温存手術できるまで小さくなった。
石黒先生の咽喉ガンはリンパにはいっている。リンパに入ったときは高温になる温熱器でなければ いけない。石黒先生自身が103度の温熱器で毎日焼いている。リンパが3cmぐらいになっている。
温熱器は必ず20数えてから移動する。それだけでガンがわかる。本当に簡単。それを根気よくやる。
・現在、温熱器は遠赤外線が出ている。遠赤外線よりももっと効率のいいものがあるということなので 研究中である。3年ぐらいはかかると思う。
・この25年で途中で治療をやめた方が3人だけいる。それ以外は治って生きているか、 悪くなってお亡くなりになるかである。もともと、病院からは見捨てられた方々。
・温熱というのはそれなりに工夫をすればいいことがある。これからは若い人たちが研究をしてこの考えを受け継いでくれたら幸いである。
以上