手作りの「酵素飲料」にチャレンジ!
健康サポート専門店の酵素飲料作りを取材しました。
「酵素」を手軽に摂れるという酵素飲料。
いろいろなメーカーから販売されていますが、家庭で作ることもできます。農家では毎年、春と秋に家庭用の酵素飲料を作ることが行事の1つになっているところもあるそうです。
何といっても手作り酵素の良さは、加熱処理しないので熱に弱い酵素が死んでしまわない事です。また、家庭では専門的に材料などを揃えたりはできませんが、自分の住んでいる場所で材料を揃えたり、自分の手で混ぜることで、自分にとっての有用な菌が含まれ、腸にも良い効果が期待できるそうです。健康サポート専門店にて3種類の手作り酵素づくりにチャレンジしました。
・春の野草酵素 ・初夏の梅酵素 ・野菜酵素
「春の野草酵素」
スタッフ・かたに
私は体調がすぐれず、夫も肝臓が弱っている上に糖尿が少しあったので、夫婦で元気になりたいと思っていました。知人から手作り酵素はすごいパワーがあるらしいと聞いたことや、鶴見先生の酵素の本を読んだことなどが、酵素飲料を手作りするきっかけとなりました。
この手作り酵素を毎日60mlずつ飲むことで、私は便秘がすっかり解消して体調がよくなり、夫も以前よりも元気になりました。そこで、今年も去年に続き「春の酵素」を作ることにしました。
春の酵素は、薬効の豊富な野草を新芽の時期に刈って、その日のうちに作るので、「成長のエネルギー」が濃縮された酵素です。 ゴールデンウイークの5月5日に神戸の実家の庭と近くの田んぼのあぜ道で野草(雑草)を集めました。集めた材料は、ヨモギ、スギナ、タンポポ、イタドリ、レンゲ、アザミ、クローバー、フキ、ナズナなど29種類以上、また、フキ、クレソン、ワラビ、タケノコを近くの産直市場で購入しました。
●作り方
採りたての材料10kgを砂糖11kgと交互にまぶしながら作ります。
最後にケルプα【市販品】という発酵促進剤を混ぜて砂糖でふたをします。
毎日、朝晩かき混ぜて大体1週間くらいで写真のようなザルで濾します。さらにその液を下(右)のような網で濾して最後に海の精(昆布など海のエキスが入った酵素飲料)【市販品】を加えたら完成です。
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早速濾したカスをお風呂に入れて酵素風呂を楽しみました。 野草の香りがさわやかで、とっても気持ちのいいお湯でした。美肌効果ありだそうです。又出来上がった酵素の味の方は、臭みもなく癖がない味で、ほんのり野草の香りがする飲みやすい味でした。
酵素は10kgほどできるので、保管場所としては、我が家では、クーラーボックスを利用しています。冷暗所や冷蔵庫の空きがなくても、夏場でも、保冷剤をいれかえれば、問題なく保存できます。 |
「初夏の梅酵素」
スタッフ・しろがね
かたにさんが「春の野草酵素」を手作りして、元気になったという話を聞き、ぜひ私も美容と健康のために作りたいと思いました。でも、もう春は過ぎていたのであきらめていたら、「梅の酵素を作ったら」とかたにさんにアドバイスをいただき、作り方も丁寧に教えていただいて、6月下旬に作ってみました。
酵素づくりは、春・初夏・秋の3回作るのがお勧めらしく、春は春の野草の「成長エネルギー」をいただくことが出来、初夏は梅で「暑い夏を乗り切るエネルギー」をいただくことが出来、秋は秋の野菜や果物の「実りのエネルギー」をいただいて、寒い冬を元気に過ごすことができるそうです。
梅酸っぱく甘く、カルピスに近い味でおいしいです。毎朝夕飲んでいます。この猛暑を夏バテすることなく乗り切れたのは、梅酵素のおかげかな?と思っています。 |
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●材料(5リットル分)
*梅(大阪府吹田市の万博記念公園内・自然文化園の梅園の梅。安く分けていただきました)・・・4kg
*旬の果物(びわ、すいか、とまと、りんご)・1kg *白砂糖・5.5kg *海の精 *ケルプα(発酵促進剤)
●作り方
野草酵素とほぼ同じです。
@ 梅は、きれいに洗い、3つに切ります。旬の果物も3〜4cmくらいにカットします。
梅と果物を混ぜておきます。
A @を1kg、砂糖1kgを代わる代わる樽のなかに重ね、最後に残りの砂糖をフタするように
入れて伸ばします。
この上に発酵促進剤を入れて平らに伸ばします。
B Aを1週間毎日かき混ぜ、1週間経ったらザルで2回濾し、海の精を入れて混ぜ、出来上がりです。
「野菜酵素」
健康サポート専門店 社内
坂井社長とスタッフの米田さんの畑で採れた野菜で作っています。無農薬、化学肥料は使用していない野菜です。野菜を作っているのだから、採れた野菜を材料に酵素飲料を一度作ってみようということで、チャレンジしました。 上記の2つの酵素とは異なる方法で作っています。
*野菜→砂糖→野菜・・・と交互に重ねるのは同じですが、その都度採れた野菜を後からも漬け込んで行きます。発酵促進剤、酵素飲料の「海の精」は使用しません。
●3月22日に白菜のつぼみ・菜の花約1kgを仕込み、 3月30日にキャベツ・大根・人参・ほうれん草・白菜等4kgほどを追加して仕込みました。
5月頃、畑で摂れたビタミン菜を2kgほど追加投入しました。
6月には赤玉ネギと白玉ネギ1kgを投入しました。
7月には、白ウリ・きゅうり・ツルムラサキ・ナス・いんげん等2kgを追加しました。
●試飲してみると、その都度味が変わりました。フルーツは入れていないのですが、バナナの味がしたり、パイナップルの味がしたり、フルーティーでおいしいです。 |
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・・・続きは希輝(きらら)通信9号に掲載しています・・・・