福島県で出会ったラジウム鉱泉
霊泉・やわらぎの湯(三春町)
細胞の活性化効果が非常に大きいラジウム
「 やわらぎの湯 」では、岩盤浴と温泉入浴に入るのが基本。
岩盤浴は、ラジウムの強い所(床)に10分、弱い所に30分まで横臥します。
胃腸疾患とか糖尿病など腹部にラジウム放射線を当てたい人は、最初の10分間は強い所にうつぶせになると良いということ。ラジウムはレントゲン写真でも分かるように、骨の部分は通りにくく、写真では白く写ります。だから、うつぶせになって、患部に放射線を直接当てると良いというわけです。弱い所での30分は、仰向けが一般的。しかし、横でもうつぶせでも自由です。
仰向けの際は、靴下を履いた足を砂利の中に少し埋め込み、足を暖めると、足の冷えに良いそうです。これは私もやってみましたが、すぐに足が熱くなって我慢ができないので、また足をゴザの上に乗せたりします。
毛穴が開かないと長居できない
|
岩盤浴に合計40分も居るのは苦行です。毛穴が開いて汗がどんどん出れば、40分でも居られるのだそうです。しかしそれ以前に、真剣さ・熱心さが違います。“泊まるお客様たち(末期ガンの人が80%ぐらい)は、仕事でやってますからね”。つまり、趣味や遊びで来ているのではなくて、「これで生きよう」と生死を懸けているのです。生きる日数・年数を少しでも延ばすためには、汗まみれで息が苦しいことなど、いくらでも我慢する気持ちになると思います。ガン治療で宿泊している人たちは、朝の5時半から入り始めて、1日に7回ぐらい、岩盤浴と温泉欲を繰り返すそうです。 |
体にラドンを吸収する温泉浴
ラジウム温泉の効果は、キュリーラドンを体に吸収することで得られます。キュリーラドンとは、温泉のラドンが絶えず崩壊してラドンという気体に変化したものを言います。これは、一般のラドン温泉とは異なります。
温泉浴もまた、お湯が42度もあるので、熱くて難行です。だから、5分も入れば辛くて出てきます。しかしこれでは500円が勿体ないのであって、“湯から出て腰掛けていればいいのだから、15分ぐらいは居ることです”との説明。
ラジウムが強ければ良いとも言えないが
「やわらぎの湯」は日本でラジウムが強い温泉です。しかし、岩盤浴の強い所に10分を越えて横臥すれば、かえって体に負担を掛けて、倒れたりします。また、強い放射能ばかりを受けると体が慣なれてしまい、より強い放射能でないと患部に効かなくなったりするそうです。だから、何事もほどほどに、無理をしないことが肝要です。
さて分析表は、マイクロシーベルト(放射線が人体に影響を与える度合い)が、「やわらぎの湯」が強いことを示します。すなわち、「やわらぎの湯」の岩盤浴の強い所(10分入る所)で0.45〜0.50マイクロシーベルト。弱い所(30分入る所)が0.1〜0.20マイクロシーベルトです。
*岩盤浴は日本で、玉川温泉と「やわらぎの湯」の2箇所に限られています。
5日から1週間の湯治で生き返る
宿泊客の多くは、末期ガンや医者に見離された難病の方々です。それがガン患者の場合などは、2日間ぐらい湯治すると顔色が良くなり、背骨が立ってしゃんとしてくるそうです。強力なラジウム放射能で、細胞がどんどん活性化し、一方ではガン細胞が攻撃して縮小していくそうです。こうして最低で5日間、長く居られる人は1週間ぐらい滞在すれば、まるで別人のように生き生きして帰ると言います。
宣伝費を使わずに、クチコミだけで駐車場はいつも満員(車で来るのは、私と同様に通って来る人が多いそうです)。そして、遠くから飛行機や電車で来る常時100人以上の宿泊客がいるのは、このような効果が口づてに伝わるからだと思います。こんなわけで、「やわらぎの湯」は病気を治したい人が来る湯治の場。決して楽しい所ではありません。そして、本気で体を良くしたい人、難病を少しでも治したい人は、試してみる価値が大いにある所だと思います。
霊泉やわらぎの湯
福島県田村郡三春町馬場224 (0247-62-2153)
|